サムスンのDexモード対抗か

「Pixel 8/8 Pro」は外付けディスプレイ対応、PCのように使える可能性

Image:cendhika/Shutterstock.com

Googleの次期フラッグシップ機「Pixel 8」シリーズについては、ディスプレイの小型化など様々なリーク情報が伝えられてきた。それに続き、Google内部からのリークとして「USB-C経由で外部ディスプレイに出力できる」と報じられている。

Android Authorityによると「Pixel 8」と「Pixel 8 Pro」のUSB-Cポートは「オルタネートモード」がサポートされ、外付けディスプレイへの表示にも対応するという。これまでGoogleがPixelスマートフォンに搭載してこなかった機能であり、本当だとすれば用途の幅を広げることになる。

USB-C規格には、当初からUSB信号以外の情報を伝送できる「オルタネートモード」が含まれている。それを利用したディスプレイへの映像表示も可能であり、データ伝送方式としては「Thunderbolt 3」と「DisplayPort Alt Mode」の2種類ある。

この映像出力機能をスマートフォンやタブレットでサポートするかどうかは、メーカー各社の判断しだいである。アップルやサムスンは積極的に対応してきたが、これまでGoogleは意図的に外してきたようだ。

今回の情報筋によれば、Pixel 8シリーズではDisplayPort Alt Modeがサポートされるという。これは、Googleが何らかの機能追加を検討している可能性を意味している。たとえば、サムスンのAndroid端末にディスプレイを接続してPCのように使えるDexモードに相当するものだ。

これに先立つ数か月前、Googleが次期Android 14には接続されたUSB-CケーブルがDisplayPort Alt Mode対応かどうかを確認できる機能を追加するようだと報告されていた。

またAndroid 13ベータ版でも、複数のウィンドウを自由に配置できる「デスクトップモード」がテストされ、Android 14でもさらなる改良が加えられているという。

Googleはサムスン製Android端末の改良につき密に協力しつつも、その一方で折りたたみスマートフォンPixel Foldを投入してサムスンとの対決姿勢を強めている。両社のライバルかつ協力関係が、Android端末の使いやすさを高めていくのかもしれない。

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