Pixel 7aの90Hz表示と差別化するため?

「Pixel 8/8Pro」のディスプレイ情報がリーク。ともに小型化、120Hz対応か

Image:Gabo_Arts/Shutterstock.com

Googleの次期フラッグシップ機「Pixel 8」シリーズに関しては、いくつかの仕様がリークされてきた。Proモデルは赤外線温度センサーで体温測定できる、標準モデルは最新のワイヤレス充電規格Qi2に非対応、といったところだ。

それに続き、「Pixel 8」および「Pixel 8 Pro」のディスプレイに関する情報が届けられている。

著名リーカーのKamila Wojciechowska氏によると、両モデルとも現行機よりも画面は小さくなるという。まずPixel 8は6.31インチから6.17インチになりつつも、解像度はFHD+(2400×1080)のまま。そして、ついに最大リフレッシュレート120Hzに対応するそうだ。

かたやPixel 8 Proは6.7インチのままだが、パネルの横幅が1mmだけ狭くなる。また両モデルともわずかに角が丸くなるが、Proに関してはパネルがフラット化したことに伴うようだ。フラット画面の方が側面を間違ってタップしにくい、保護フィルムを貼りやすいとして好む人には朗報だろう。

しかしPixel 8 Proは解像度が下がり、Pixel 6 Pro/7 Proの3120×1440から2992×1344に変更されるとのこと。これによりPPI(画素密度)は512から490に落ちる一方で、それと引き換えに可変リフレッシュレートが強化されているようだ。

すなわち下限は5Hzで、10Hz、30Hz、そして60~120Hz(72Hzなど中間も可能)と多様なリフレッシュレートに対応するという。一方Pixel 8は、10Hz、30Hz、60Hz、120Hzをサポートしているとのこと。これによりゲームでのティアリング(映像が途中で左右にずれて見える現象。GPU出力とディスプレイ表示のリフレッシュレートがズレるために起こる)が軽減され、あるいは画面の更新が頻繁でないときに消費電力を節約できる見通しだ。

おそらく最も分かりやすい改良点は、明るさだろう。HDR表示時、Pixel 8の最高輝度は1,400ニト、Pixel 8 Proは1,600ニトに達するという。いずれも、Pixel 7世代の1,000ニトを上回るものだ。

もっとも、これらの数値は開発コードから得られたものであり、実際の測定値ではない。Google公式には、Pixel 7 Proのピーク輝度は1,500ニトとされており、Pixel 8シリーズも製品版では変わる可能性があるだろう。

Pixel 8シリーズに搭載される「Tensor G3」チップについても、CPU性能やストレージ速度が大幅に向上すると噂される一方で、処理速度はTensor G2から劇的に変わっているわけではないとのベンチマーク結果も流出していた。とはいえ、Pixelシリーズはハードウェアの性能よりもGoogle独自のソフトウェア、それに手頃な価格が人気を集めているため、さして問題はないのかもしれない。

https://twitter.com/Tech_Reve/status/1665624449390100480

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