Fitbitのデバイスもアップデート
Google、Pixelスマホの「自動車事故検出」を強化。Pixel Watchは夜間のSpO2計測対応へ
Googleは、6月に実施するPixelスマートフォン、Pixel Watch、Fitbitデバイスの最新アップデートを発表。ソフトウェアの自動アップデートの形で提供するFeature Dropとして、本日から数週間かけて順次利用できるようになるとしている。
Google Pixel スマートフォン
Pixelスマートフォンでは、安全機能を強化。自動車事故検出機能がアップデートされ、重大な衝突事故に遭ったことが検知された際には、「大切な人」に通知を送れるようになる。これまでの緊急サービスへの発信に加えて、設定した緊急先にリアルタイムの位置情報や通話ステータスを共有できるかたちだ。
また、緊急事態の共有の開始や設定したスケジュールで安全確認を、Googleアシスタントを利用して音声で設定できるように。Googleはその一例として、夜間にランニングへ出かける際のケースを紹介。具体的には「OK Google, 30分後に安全確認して」と言うだけで利用でき、安全確認に応答がない場合は、事前に設定されている緊急連絡先に通知を送信し、リアルタイムの位置情報が共有されるという。
カメラ機能では、Pixel 6以降のスマートフォンにおいて、手のひらを上げる動作で設定タイマー(3秒または10秒)を作動させる、セルフタイマー写真の撮影に対応する。またPixel 7 Proのみが対応しているマクロフォーカス撮影については、静止画だけでなく動画でも利用できるようになる。
アダプティブ充電にGoogle AIを活用することで、Pixelスマートフォンのバッテリー寿命を伸ばす機能も搭載。日常の充電方法に基づいて長く充電が行われる期間を予測し、電源から抜かれる予想時間の1時間前に100%になるよう、ゆっくり充電するという。
そのほか、Google Homeアプリがロック画面からスマートホームデバイスに素早くアクセスできる機能に対応。Google Pixel 6以降のモデルでは、2Dの写真を3Dに変換する「シネマティック壁紙」や、絵文字を組み合わせてライブ壁紙を作成できる「絵文字壁紙」が追加される。またPixel 6aおよび7aにおいては、デバイスが机などの硬い平面にあることが検知された場合、バイブレーションの振動が弱まるようなる。
Google Pixel Watch
Pixel Watchが夜間の血中酸素濃度(SpO2)の計測に対応。これにより、睡眠の質に影響を与える可能性がある、睡眠中の血中酸素ウェルネスの変化を記録できるようになる。さらに血中酸素濃度の傾向を長期間追跡することで、アクティビティ、高度、全体的な健康状態に関連する変化の特定に役立てられるとしている。
またPixel Watchには、昼夜を問わずに心拍数を継続的に記録する機能を備えているが、新たに「心拍数が異常に高いまたは低い場合」に通知する機能を搭載。さらにワークアウトの自動一時停止機能に対応し、ランニング、ウォーキング、サイクリングのエクササイズを自動的に一時停止/再開できるようになる。
Fitbit デバイス
すべてのFitbitスマートウォッチとトラッカーを対象に、今日のエナジースコアを簡単にチェックして、身体がワークアウトに取り組む準備ができているか、休息を優先する必要があるかがわかるようになる(Fitbit Premium限定)。またCharge 5、Luxe、Inspire 3では、エクササイズメニューのアップグレードと新しい文字盤の追加を実施。エクササイズメニューでは、最新のワークアウト モードが一番上に表示され、選択できるエクササイズ モードの完全なリストが表示されるようになる。
Sense 2 および Versa 4では、ホーム画面を長押しするだけで、文字盤を簡単に変更できるようになる予定。また新しい月経ヘルス タイルにより、スマートフォンを開くことなく、月経周期を記録したり、周期状態を表示したり、情報を編集したりできるようになる。
- Source: Google Japan Blog