コスト削減の弊害か
Twitterのスパム対策が機能不全に陥る可能性。Google Cloudへの支払い拒否か
TwitterがGoogle Cloudへの支払いを拒否していると米メディアPlatformerが報じた。これにより、Twitterのスパム対策が機能不全に陥る可能性が指摘されている。
Twitterは一部のサービスを自社サーバーでホストしているほか、GoogleやAmazonのクラウドサービスも利用している。Google Cloudとはマスク氏の買収以前に複数年契約を結んでおり、2018年に買収したSmyteによるスパム対策、児童の性的虐待関連のコンテンツの削除、アカウント保護などに関連するサービスで利用している。
この契約が6月30日に期限切れとなるため、TwitterはGoogleと3月から交渉していたという。しかしながら、TwitterはGoogle Cloudへの支払いを拒否したとのことだ。
TwitterはGoogle Cloud上のサービスを自社サーバーに移行する作業を進めているとも伝えられているが、Smyte関連の移行が遅れているようだ。このため、スパム対策に影響が出るかもしれないとPlatformerは指摘している。
なお、3月にはTwitterがAmazonのクラウドサービスAWSの料金を数カ月間支払っていないとも報じられていた。Amazonはこれに対し、Twitterで表示される広告料の支払いを保留すると警告したとのことだ。
- Source: Platformer