前世代機比で大幅なパフォーマンス向上

Apple、「Mac Studio」にM2 Max/M2 Ultraチップ搭載モデル

編集部:松永達矢

Image:Apple

アップルは、開発者向けイベント「WWDC 2023」(世界開発者会議)にて、据え置き型モデル「Mac Studio」のM2 Max/M2 Ultraチップ搭載モデルを発表。本日より予約注文を開始し、6月13日から販売を開始する。価格はM2 MAXモデルが298,800円から、M2 ULTRAモデルが598,800円からとなる(共に税込)。

2022年3月に発売されたクリエイター向けモデルの搭載チップを刷新。前世代機よりも大幅なパフォーマンス向上を果たしたとしており、M2 Max機はM1 Max搭載モデル比最大50パーセントの高速化、同日発表された最新チップセットM2 Ultra機はM2 Maxの2倍のパフォーマンスと能力を獲得し、前世代のM1 Ultra搭載モデル比で最大3倍高速の処理速度を実現させたという。

ハイエンド機のM2 Ultra搭載モデルでは、最大24コアCPUと最大76コアGPUを装備。800GB/sのユニファイドメモリ帯域幅を持つ最大192GBのメモリを搭載し、ワークステーションクラスのパフォーマンスを発揮するとアピール。M1 Ultraをベンチマークとした比較では、Octane使用時最大3倍のレンダリング速度の向上、DaVinci Resolveを用いるカラリストは、最大50%速くビデオ処理を行うことができるとしている。

前モデル比で多くの要素がアップデートを果たす(Image:Apple)

ストレージは両モデルともに最大8TBまで選択可能。外部インターフェイスとして筐体前面部にThunderbolt 4ポート×2(M2 MaxではUSB-C×2)、SDXCカードスロット×1を用意。背面にはThunderbolt 4ポート×4、10Gb Ethernetポート×1、USB-Aポート×2、HDMI×1、3.5mmヘッドホンジャック×1を備える。

ワイヤレス接続も前モデルよりアップデート。BluetoothはVer.5.3に準拠し、最新のBluetoothアクセサリへの接続をサポート。Wi-Fi 6Eへの対応で、前世代比でダウンロード速度が最大2倍高速化した。外形寸法は197W×95H×197Dmm、質量はM2 Maxが2.7kg、M2 Ultraが3.6lg(共に最小構成単位)。

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