未発表モデルの識別子が多数発見

新型のM2 Macが3つ、次期iPadが6つ準備中か。アップルのソフト内に手がかり

Image:Apple

アップルが2022年秋から2023年前半(次期iOS 16やmacOS Venturaの配信後)、新型iPhoneやMacなど「新製品の洪水」を送り出すとの予想が有力である。それらへの期待が高まっているなか、同社ソフトウェア内からM2ベースの新型Macや、新型iPadおよびApple Watchの識別子が発見されたと報じられている。

開発者のPierre Blazquez氏は、アップル関連のコードから「Mac14,5/Mac14,6/Mac14,8」という未発表モデルの識別子が見つかったとツイートしている。ただし、Blazquez氏は「識別子は公開されているソフトウェアバンドルにアーカイブされたファイルから抽出されたものだ」というのみで、どのソフトから得られたかは明らかにしていない。

今回のつぶやきでは、それ以上の情報はない。とはいえ、アップルは3月にMac Studioを発表した際に、M1 Ultraが「最後のM1チップ」だと言い切っていた。つまり「Mac14,5」と「Mac14,6」と「Mac14,8」の3つは、ほぼ間違いなく新たなM2ベースモデルだと思われる。

Blazquez氏は、これが一般にダウンロードできるソフトウェアからの情報であり、決してインサイダーのリークではないと強調している。「ソフトウェアのバンドルは、数ヶ月間オンラインになっている」「他の人が私よりずっと前にダウンロードしている」とも述べており、出処はアップルが公開しているものだと示唆しているようだ。

さらにBlazquez氏は、20種類以上の新たなデバイスのコードネームと識別子を見つけたと報告している。iPhone 14の場合、識別子は次の通りだそうである。

・iPhone15,2
・iPhone15,3
・iPhone15,4
・iPhone15,5

これは、iPhone 14シリーズが4つの機種(通常価格モデルとProモデル、それぞれ2サイズ)を用意するとの予想とも一致している。

また、未発表iPadらしき識別子は以下に挙げられたとおりだ。

・iPad14,3
・iPad14,4
・iPad14,5
・iPad14,6
・iPad15,1
・iPad15,2

今後アップルは、2022年秋には11インチおよび12.9インチiPad Pro後継機を発売すると予想されている。USB-C端子やA14チップを搭載するiPad(第10世代)に加えて14.1インチの大型モデルが開発中であるとの噂も複数の情報源から届けられていた。

そして未発表Apple Watchと思しき識別子は、以下の通りだ。全9モデルと多めだが、噂のエクストリームスポーツ向け「頑丈」モデル、あるいは大型化した47mmモデルとも関係がありそうだ。

・Watch6,10
・Watch6,11
・Watch6,12
・Watch6,13
・Watch6,14
・Watch6,15
・Watch6,16
・Watch6,17
・Watch6,18

最後に、Blazquez氏は「AudioAccessory6,1」という識別子も見つけている。HomePod miniの内部コード名が「AudioAccessory5,1」であることから、これは新型HomePodであると推測されているしだいだ。こちらは「Apple Watch Series 8」と同じSoCを採用して2023年に発売と噂される次期モデルを指しているのかもしれない。

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