国や地域で異なるモデルを用意?

Google「Pixel Watch」は全3モデルが発売か。Bluetooth SIGの認証取得が明らかに

Image: Google

Google初のスマートウォッチ「Pixel Watch」は、商標登録された上に、レストランに置き忘れとして発見された。果ては腕に着けた写真まで公開され、すでに噂話の域を脱して「いつ発売か」「価格はいくらか」に焦点が移っている。

そんななか、本製品がBluetooth SIG(Bluetooth関連機器の認証機関)の承認を取得したことが明らかとなり、いよいよ発売が間近に迫っている可能性が高まった。

Googleやアップル製品のように世界中で販売される場合は、かなりの数の規制をクリアし、公的機関の承認を得たり認証機関のデータベースに登録する必要がある。そのプロセスを経るなかで、商標登録から「Pixel Watch」が本物の製品名だと裏付けられた、というぐあいだ。

今週初めにBluetooth SIGに登録された文書の中で注目すべきは、Pixel Watchのモデル番号だろう。「BT Wearable Design-Controller Subsystem」と称される製品番号は「GWT9R」「GBZ4S」「GQF4C」、つまり3つのモデルが存在することを示しているのだ。

Bluetooth SIGの文書には、それ以上の詳細な情報がない(ソフトウェアのバージョンが、開発者向けに提供される最新のWear OS 3よりもかなり古い程度だ)。今できることは、この3つのモデルが何を意味するのかを推測することだけだろう。

まず考えられるのは、Apple Watchのようにサイズあるいはセルラー(スマートフォンなしに単独で携帯通信できる)モデルかどうかの違い、ということ。米9to5Googleは、GoogleのPixelスマートフォンが電波事情により、国や地域ごとに異なるモデルを提供することにならう(中身は同じだが対応する周波数帯だけ違う)可能性が高いと指摘している。

米国で発売するためには、今後FCC(米連邦通信委員会)の認証を得る必要があり、そこでモデルごとの違いがもう少し詳しく明かされることも期待できそうだ。

ともあれ、5月11日に開催される開発者向けイベント「Google I/O」まであと2週間。そこで正式発表される前にPixel Watchの全ぼうが分かってしまうのかもしれない。

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