アップルの高い要求水準を満たせるか

今年のApple Watch Series 8は体温測定が可能に?アルゴリズム開発中とのアナリスト報告

Image: Apple

Apple Watchの最新モデル(2021年発売)Series 7には、体温センサー搭載の噂がありながらも、結局は実現しなかった。だが今年秋に発売のApple Watch Series 8(仮)では、ようやく搭載される可能性があるとのアナリスト予測が報じられている。

アップルの未発表製品に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏はTwitterにて、アップルはもともとApple Watch Series 7に体温測定機能を追加する予定だったが、昨年エンジニアリング検証テスト(EVT)段階に入る前に、開発中の体温測定アルゴリズムが要件を満たさなかったため、棚上げになったと説明している。

ちなみにEVTとはアップル製品が量産に入るまでの一過程であり、通常はEVT>DVT(設計検証テスト)>PVT(生産検証テスト)の段階を踏むことになる。

Kuo氏によれば、次期Apple Watch Series 8(2022年下半期発売を想定)では「アルゴリズムが量産前にアップルの高い要求水準を満たせる」ことを条件として、体温測定機能が搭載されるかもしれない、とのことだ。

なぜ、Apple Watchによる体温測定ではアルゴリズムが重要なのか。Kuo氏は「皮膚の温度が外部環境に応じてすぐに変化する」ことが課題と説明している。スマートウォッチは皮膚の上にセンサーを置く。そのため、構造的に深部体温を測れない。だからアルゴリズムの精度に大きく依存する、というわけだ。

またKuo氏は、サムスンも同じ課題に直面していると指摘している。そのため、同社の次期スマートウォッチGalaxy Watch 5(仮)も、アルゴリズムの制約から体温測定機能が搭載されない可能性があるとのことだ。

米BloombergやThe Wall Street Journalといった大手メディアは、Apple Watch Series 8に体温測定機能が搭載される可能性が高いと報じてきた。しかしKuo氏の新たなツイートにより、この新機能がアップルの厳しい基準を満たせなかったら、またしても見送られる可能性が浮上してきた格好だ。

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