初回セットアップにiPhoneが必須かどうか不明

将来Apple Watchは1台のiPhoneに縛られず、MacやiPadともペアリングできる可能性

Image:marymash/Shutterstock.com

現在のApple Watchは1台のiPhoneとしかペアリングできず、他のiPhoneやアップル製品とデータの同期は(iCloud経由ではなく、単体で)できない、アップルはiPadやMacなど複数の自社製品とペアリングできるようソフトウェア開発を進めているとの噂が報じられている。

今のiOS 16.xやwatchOS 9.xのもとでは、1台のiPhoneに複数のApple Watchをひも付けられるが、その逆は不可である。またMacについてはApple Watchによりロック解除やアプリの要求を承認したり、Apple Pay支払いの認証はできるが、それ以上の深い連携は実現していない。。

しかしリーカーの@analyst941氏によると、いずれApple Watchは複数のアップル製品間で同期できるようになるという。もはや1台のiPhoneに縛られず、複数のiPhoneやiPad、Macとひも付けられるとのことだ。

https://twitter.com/analyst941/status/1651405783764983808?s=20

これがどのように実装されるか分からないというが、@analyst941氏は「ちょうどそれを(おそらくアップル内部の情報源から)聞いた」と主張している。かつて同氏はiPhone 14 Proモデルにダイナミックアイランド(画面上部の楕円状スペース)が搭載されることを的中させており、最近では「iOS 17では検索機能が大きく改善される」などを発信していた

複数のアップル製品をシームレスに接続できる機器としては、AirPodsという先例がある。これは同じApple IDでiCloudにサインインしている機器には自動的に設定される仕組みであり、Apple Watchにも同じくiCloud同期が使われる可能性もあるだろう。

ただし、AirPodsは初回セットアップ時にMacやiPadをリンク先に選べる。Apple Watchでも同じアプローチとなるのか、それとも初回はiPhoneが必要となり、iCloud同期した後に他の機器とも連携できるのかは不明である。

おりしも数日前に、iPadOS 17で初のiPad版ヘルスアプリが登場するとの有力情報が伝えられたばかりだ。iPhoneほど持ち歩かないiPadにおいて、健康関連アプリはApple Watchとの連携なくしてあり得ないだろう。

もっとも、複数デバイス間でのiCloud同期を前提とするなら、「まずiPhoneでの初回セットアップが必須」としても矛盾は無い。Apple Watchで収集した各種データをiPadやMacの大画面で見たいニーズは確実にあるはずだが、より確かな続報を待ちたいところだ。

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