使用中のAirPods Proに動作不良があれば「修理サービスプログラム」を要チェック

「AirPods Pro 2」、噂の心拍数や体温測定センサーはやっぱり搭載されない?

Image:Sergey Eremin/Shutterstock.com

次期「AirPods Pro 2」が年内に登場するとの噂が相次ぎ、新機能として、心拍数の検出もできるとの予想もあった。ここ数年のApple Watchにも、心電図や血中酸素ウェルネスアプリなどが搭載されており、アップルがワイヤレスイヤホンでも健康機能に注力すると考えるのは自然だろう。

しかし、新たに「その可能性は低い」との予想が伝えられている。

大手メディアBloombergのMark Gurman記者は、自らのニュースレター「Power On」最新号で、新型AirPods Proの発売が「今年後半」に向けて準備中だと述べている。2019年末に発売の初代モデルは、バッテリーの寿命が近づいているか、少なくとも信頼性が落ちており、後継モデルを投入する頃合いというわけだ。

さらにGurman氏は、今年のモデルに「装着者の心拍数や体温を測定する機能が追加される」との噂に言及している。が、どちらの機能もアップル社内で「検討」されつつも、2022年モデルに搭載されそうにないと(関係者から)聞いているそうだ。

次期AirPods Proに心拍数センサーが搭載されるとの予想は、中国のテックサイト52Audioが発信していたことだ。同サイトは、他にも「探す」アプリに対応して音が鳴らせる充電ケースや、補聴器機能が追加されるとも述べていた。

The Wall Street Journal も、「深部体温を耳の内側から取得する」健康センサーを搭載したAirPods Proプロトタイプが開発中だと伝えていたことがある。とはいえ、アップルが試作機をすぐには製品化しない、あるいは製品化を見送ることは珍しくはない。

今回のBloomberg情報とWSJ報道を合わせて考えれば、今年のAirPods Pro 2では体温測定機能は先送りされつつも、数年後の第3世代には採用される可能性はありそうだ。

また、現在お使いのAirPods Proの挙動が怪しい場合は、アップルが実施している「修理サービスプログラム」もチェックしておきたいところだ。

2020年10月以前に製造された分につき、異音が鳴る、アクティブノイズキャンセリング機能が正常に動作しないなど条件が当てはまれば、無償修理サービス(要は新品への交換)を受けられる。アップルが、円安を受けて各種製品を大幅に値上げした直後だけに、今のタイミングでの買い換えは避けたいところだ。

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