実用性はありません

ホイールを真っ二つに切断、「1+0.5×2輪自転車」の乗り心地は?

Image:The Q/YouTube

もし、自転車に乗って走行中に、路上の段差かなにかでリムが割れてしまったら、あなたならどうするだろうか。おもしろDIY系のYouTubeチャンネル「The Q」が、そんな疑問を解決する映像を公開した。

映像の冒頭では、前輪のリムが割れてしまっている。そこでYouTuberはこの前輪を取り外し、リムを半円になるように切断。そして後輪も同じく取り外して、やはり2つに切断し、2つの半円リムを作った。

そして、その2つのリムに合わせてタイヤも2つに切断し、それぞれ半円リムに装着。そこへ必要な長さに切断した、ノーパンクタイヤ用のチューブインサートをはめ込み、リベットでリムと固定する。これで2つの半円状の車輪ができあがった。

半円車輪のうちひとつは、もとどおりギアとブレーキディスクを取り付けて自転車に組み付けるのだが、このときブレーキディスク部分にスプロケットをひとつ追加で溶接。これと同じ径のスプロケットとブレーキディスクのセットを、もう一つの半円車輪にも取り付ける。

そして、余った方の半円車輪を取り付けるため、鋼管で自転車のフレームを後方に延長。半円車輪を180度ずらして装着することで、後ろの2つの車輪がスプロケットとチェーンを介して同じ速度で駆動し、互い違いに路面に接地するようにした。新しい前輪は、どうやらどこかからスペアを持ってきたようだ。

かくして、見た目にはかなり奇抜な「1+0.5×2=2輪」のヘンテコな自転車ができあがったわけだが、交互に設置する後ろの0.5×2の車輪がうまく機能しており、ガタついたり乗りにくそうな雰囲気はない。ただ、ホイールベースが一定間隔で長くなったり短くなったりするので、転回中はもしかするとその違和感があるかもしれない。

実用性はまったくないが、地方のテーマパークにありがちな、おもしろ自転車大集合的アトラクションに混ぜて置いてけば、人気を博しそうではある。

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