モバイルファースト進む

Instagram、タテ全画面のTikTok風フィード画面をテスト中

Image: Instagram

Instagramは親会社Metaが先週発表した決算で、Instagram内のTikTokスタイルの縦フルスクリーン動画投稿機能「Reels」の利用時間が、全体の20%を超えたことを明らかにした。そして現在Instagramは、アプリを開いたときに表示されるフィード画面に、この縦長動画を全画面表示するテストを開始している。

テスト対象になっているユーザーのフィード画面では、Reels、ショッピングやユーザー設定ページなどのUIが画面最下段にそのまま表示されているが、その上にほぼ全画面で投稿されたコンテンツが表示される。そして、いいね!やコメント、DMその他の機能ボタンは投稿されたコンテンツの左下枠外ではなく、枠内にオーバーレイ配置され「Reels」の画面に近い構成になった。

またこの紹介画像では、従来画面上部にあるはずの「ストーリーズ」のアイコンバーが見えないが、Metaの広報担当が、「画面を少しスクロール操作すれば、いつもの場所に表示される」と述べたとThe Vergeは伝えている。

Instagramが、コンテンツがより大きく表示される縦画面動画にフィードを対応させていくことに驚く人はいないだろう。モバイルファーストの考え方が浸透するにつれ、ユーザーはTikTokをはじめとした、スマホの縦画面に表示される動画に違和感を覚えなくなっている。Instagramはクリエイターとユーザーにこのようなショート動画の投稿をプッシュしており、人気動画を作ることに長けたクリエイターには報奨金プログラムを提供している。

この報奨金プログラムに関してはMosseri氏が4月下旬、ランキングの集計アルゴリズムを改善し、他のプラットフォームに投稿された動画の再投稿よりも、オリジナルとして投稿されたコンテンツに報酬を与えるよう変更すると述べていた。

ちなみに、動画投稿プラットフォームのトップランナーであるYouTubeも、最近ではTikTokのライバルとなるサービスとして「YouTube Shorts」を展開している。こちらも先週の決算説明会で1日あたり300億ビューを生み出していると報告され、収益化のため広告展開のテストを開始したことが明かされていた。

TikTokやその類似サービスに投稿される動画はそのほとんどが1分以内で、バス・電車での移動や短時間の休憩など、ユーザーのちょっとした隙間の時間に視聴できるものがほとんどだ。もちろん視聴環境はスマートフォンが大半で、わざわざ持ち替える必要のない縦画面の動画のほうが大きく表示されるため。広告なども縦画面バージョンが用意されるようになりつつある。

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