いずれは標準装備になる?

アップル、「アルコール検知すると車に乗れない」特許出願。iPhoneが車の鍵になる「CarKey」への機能追加か

Image: BMW

飲酒運転は、米国で52分に1人が死亡する原因となっている。アップルはこうした事態を防ぐべく、iPhoneやApple Watchが車のキーになる「CarKey」に、アルコール検知機能を持たせる特許を出願していることが明らかとなった。

CarKeyとは、NFC(近距離無線通信)により車と通信し、デバイスを車のキー代わりとする機能のことだ。アップルが2020年のWWDC(世界開発者会議)にて発表したもので、NFCベースの第1世代のほか、UWB(超広帯域無線)技術を使った第2世代も予告している。

第1世代はiPhoneを車内のNFCリーダーの上に置く必要があるが、第2世代はバッグやポケットの中に入れたままロック解除ができる。なお、本機能を使うにはiPhone XR以降、またはApple Watch Series 5以降が必須。車側の対応も当然必要であり、当初はBMWの一部モデルに限られていたが、他のメーカーにも徐々に広がりつつある。

米特許商標庁(USPTO)が最近公開したアップルの特許出願は、Car Key機能を拡張して、アルコール検知器と連携させるものだ。体内の残留アルコール濃度の数値が高すぎれば、ドアのロック解除を拒否するか、車内に入れても発進できなくする仕組みが説明されている。

より具体的には、1つ以上のロック解除基準を設ける。その中には生体認証基準、たとえば閾値未満の血中アルコール値を含めることができ、ロック解除の入力を検知するとアルコール検知器(デバイスと無線あるいは有線通信している装置など)に息を吹きかけるようユーザに通知する、というぐあいだ。

米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、1日に約28人が飲酒運転による事故で死亡しており、2019年には1万142人が命を落としたと警鐘を鳴らしているという。アルコール検知器はそう高価なものではないため、CarKeyに対応するような高級車であれば、標準装備となる未来がやって来るのかもしれない。

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