ドックは複数買い前提?

Google「Pixel Tablet」ドック写真流出。スピーカーあり/なしの2種類で確定?

Image:Google/YouTube

Google Pixelシリーズ初のタブレット「Pixel Tablet」本体については、実機の画像が流出するなど、かなりの情報がリークされてきた。画面写真には各種スペックも表示され、内蔵ストレージが256GBなど多くの手がかりが得られている。

このPixel Tabletと以前のGoogle Nexusタブレット(2010年~2016年)との大きな違いは、ドックがセットにされていることだ。その細部に関することや、Pixel Tabletの「ハブモード」(スマートディスプレイ化するモード)の詳細が報じられている。

リーカーのSnoopyTech氏は「Google Pixel Tablet Stand」の写真を4枚、Twitter上で公開している。実際に正式な製品名となるのかは不明だが、これまでGoogleは「Charging Speaker Dock(充電スピーカードック)」としか呼んでこなかった。

ほか背面にはGoogle製品の「G」ロゴや電源アダプター用の端子もあり、同社のNest Hub Maxとそっくり同じに見える。底面にもかすかに「G」があり、リセット用の小さなボタンらしきものも確認できる。また表側には4つの充電用ピンがあり、Pixel Tablet本体を置けば安定して充電できそうだ。

今回のリーク写真にはスピーカーの穴らしきものがなく、昨年末に流出していた充電ドックの画像とは別ものにも見える。Pixel Tabletのドックは2種類ある可能性が浮上していたが、こちらは「充電機能のみ」バージョンなのかもしれない。

その一方で、9to5GoogleはGoogle Homeアプリを解析。Pixel Tabletをドックに置くと「ハブモード」になることが分かったという。Pixel TabletにAndroidスマホ等の画面をキャストするには、物理的にドックに接続する必要があるとのことだ。

このモードが有効な場合、Googleアシスタントが声を判断するVoice Matchは管理者に対してのみフルに動作し、それ以外の人はゲスト(権限が制約)として扱われるという。さらにGoogle Homeアプリ上では、Pixel Tabletやドックごとに部屋名が割り当てられるようだ。

決して安くはないスマートディスプレイを、家庭内の部屋ごとに置くのはコストパフォーマンス的にも難があるだろう。ドックを安価にして別売りにすることで、Pixel Tabletは1台だけ用意し、ドックはそれぞれの部屋に置かせて「複数買い」させる戦略もあり得そうだ。

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