以前とは違う景色になりそう
マイクロソフトも「E3 2023」会場出展なし。オンラインで自社イベント配信へ
マイクロソフトは、2023年6月13~16日に開催されるゲーム関連見本市「Electronic Entertainment Expo」、通称「E3」への出展をしないことを明らかにした。しかし、オンラインで6月11~17日まで順次行われるオンラインでのショーケース「E3 2023 Digital Week」で独自のイベントをE3と共同開催すると述べている。
任天堂は2月の時点で2023年のE3への出展をしないことを明らかにしており、またソニーもまだE3 2023に参加するかどうかを明言していない。3大ゲーム機メーカーがすべて不在となるなら、ロサンゼルス・コンベンションセンターに4年ぶりに帰って来る対面式のイベントは、コロナ禍以前とは幾分異なる風景になりそうだ。
マイクロソフトのゲーム部門Xboxの担当者は、ゲーム・エンタメ情報サイトIGNに「6月11日にXbox Games Showcaseを開催するのが待ちきれません。詳細については後でお知らせします」「われわれはE3の会場には参加いたしませんが、E3 Digitalの一部としてイベントを共同ストリーミングするのを楽しみにしています」と述べた。
IGNによれば、これはE3 2023 Digital Weekへの参加をマイクロソフトに問い合わせた際に得られた返答とのこと。だが、会場への出展に関する、より具体的なコメントの要請には回答が得られていないという。
主催のエンターテインメントソフトウェア協会(ESA)と提携してE3のイベント運営を行うReedPopは、出展企業に関するニュースが間もなく発表されるとしており、今後はAAA企業の参加に関する発表、Digital Week参加パブリッシャーについての情報などをさらに共有すると述べている。
とはいえ、ゲームパブリッシャーの多くはまだリアルイベントのE3への参加を明確に表明していない状況だ。例外はUbisoftで、こちらは「E3が開催されるのなら、われわれはそこに赴き、多くのものを示すことができるだろう」としている。
ちなみに、Xbox向けのゲームに関する大きな話題としては先週、ベセスダが新作RPG『Starfield』を9月6日に発売すると明かした。また6月11日には、マイクロソフトの「Xbox Games Showcase」に続き「Starfield Direct」を開催することが発表されている。