シャオミやNothingなども
衛星通信対応スマホ、モトローラやOPPOなどからも登場へ。クアルコム「Snapdragon Satellite」採用メーカー名が判明
クアルコムは、モトローラやOPPOなどスマートフォン各社との協業を発表。「Snapdragon Satellite」ソリューションを活用した衛星通信機能を備えたスマートフォンを各社が開発中であることを明かした。
今回クアルコムとの協業が発表されたのは、Honor、モトローラ、Nothing、OPPO、vivo、シャオミの6社。Snapdragon Satelliteにより、スマートフォンメーカー各社は「北極から南極まで真にグローバルなカバレッジ」が提供可能になるとしている。通常のモバイルネットワークのない場所でも、緊急用双方向メッセージ、SMSテキストメッセージおよびその他のメッセージアプリケーションを、衛星通信で利用できるようになる。
今年1月に米国ラスベガスでのCESに合わせてSnapdragon Satelliteが発表された際には、「2023年後半から、一部の地域で発売される次世代スマートフォンで緊急メッセージ機能が利用できるようになる予定」だとされていた。今回、より具体的な端末メーカーの名前が明らかになったような格好だ。
Snapdragon Satelliteは、エコシステムの発展により今後のすべての 5G Modem-RF Systemと Snapdragon Mobile Platformの8シリーズから4シリーズ(400番台)で利用可能になるという。
衛星通信については、ファーウェイが昨年9月に世界初の衛星通信対応スマートフォン「Mate 50」を中国で発表していたり、アップルもiPhone 14シリーズにおいて「衛星経由の緊急SOS」機能を一部の国で提供開始するなどしている。
昨今にわかに注目が高まっているスマートフォンでの衛星通信利用。さらに動きが加速しそうな気配だ。
- Source: Qualcomm