数年後にはポートレス化の可能性も

来年の「iPhone 15」はついにUSB-C採用か。有名アナリストがLightning廃止を予測

Image:MiNe(sfmine79)

これまでiPhoneのLightningポートをUSB-C端子に変更することを願う声は根強かったが、アップルは外部端子のないポートレスに移行するまではLightningを維持するとの見方が有力だった。が、有名アナリストが「2023年のiPhone 15(仮)世代でUSB-Cに切り替えられる」との予想を発信したことが驚きを呼んでいる。

アップルのサプライチェーン情報に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏は「2023年の後半に出るiPhone」、つまりiPhone 15ではLightningポートは廃止され、USB-Cに置き換えられるとツイートしている。「USB-Cはハードウェア設計上、iPhoneの転送速度や充電速度を向上させる可能性がありますが、最終的な仕様の詳細はまだiOSのサポートに依存します」とのことだ。

続くツイートでは「iPhoneやアクセサリのUSB-Cポート採用による膨大な受注により、アップルのエコシステムに属する既存のUSB-C関連サプライヤー(ICコントローラ、コネクタなど)が今後1~2年で市場の焦点となることが予想される」とも付け加えている。

ここでUSB-Cサプライヤーが恩恵を受ける期間を「1~2年」と限定しているのは、その後アップルが外部ポートを完全になくすこと(ポートレス化)を示唆しているのかもしれない。

以前、Kuo氏は「iPhoneがLightningケーブルを廃止する場合は、USB-CではなくApple Watchが採用した(ワイヤレス充電の)MagSafeをサポートする可能性が高い」と述べていた。つまり「最終的にはポートレスへの移行を目指しつつ、USB-Cをつなぎとして採用する」含みが持たされている、とも推測できる。

Kuo氏はアップルの未発表製品につき確かな実績のある人物だが、最近は証拠を示さず思いつきをつぶやきがちだ、との指摘もある。とはいえ、今回は「自分の最新の調査によると」と前置きしており、複数の関連サプライヤーに聞き取りした可能性が高く、信ぴょう性もそれなりにあると思われる。

その一方で、EU規制当局はスマートフォンを含めたデジタル機器の充電端子をUSB-Cに統一する動きを着々と進めており、先日も域内市場・消費者保護委員会では法案を圧倒的多数で可決していた。すぐに「iPhoneへのUSB-C搭載義務」が生じるわけではないが(欧州議会の本議会で承認された上で、EU加盟各国との調整が必要)アップルが規制に備えて先手を打つことも十分にありえそうだ。

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