思い付きなのか計画なのか

Twitter、広告非表示の高額サブスクリプションを準備中

image:Sergei Elagin/shutterstock.com

Twitterは、広告がまったく表示されない、より高価なサブスクリプションを検討していることが明らかになった。これはイーロン・マスク氏がツイートしたもので、「Twitterでは広告が頻繁に表示され、サイズも大きすぎる。今後数週間でこれらに対処する」とした上で、「広告なしを可能にする、より高価なサブスクリプション用意する予定だ」とのことだ。

日本でも提供が開始された月額980円(iOSとAndroidからは1380円)のTwitter Blueでは、目玉機能の1つとして、未加入者と比べて表示される広告が半分になるとしている。先行してTwitter Blueが導入されていた米国でも未だに利用はできず、「近日公開」となっているのだが、課金しても広告がゼロにならないのかとの批判も聞かれる機能だ。

Twitterは広告を見なくて済むサードパーティアプリを禁止したばかりだが、この高額サブスクリプションを導入する布石だったのか、あるいは禁止したことによる不満を緩和するための施策なのかは不明だ。

収益化に力を入れているTwitterだが、マスク氏の買収以降、広告主がTwitterから離れているという話も伝えられている。米メディアのThe Informationによると、Twitterの第4四半期の収益は前年同期比で約35%減少したとのこと。先週火曜日の1日の収益は、1年前の同日から40%減少したとTwitterのシニアマネージャーが語ったとも報じている。

広告表示のない高額サブスクリプションの価格は不明だが、この失われた収益を補填する必要があるのなら、それなりの金額にはなりそうだ。広告非表示以外に、その価格に見合う機能が用意されるのかも注目したいところだ。

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