機能を開発し始めたところ
Netflixがライブ番組を計画中との報道。加入者減に歯止めかかるか?
Netflixは、現在フリートーク番組やスタンドアップコメディといった番組を配信するため、ライブ配信機能の開発を進めているようだ。エンタメニュースサイトDeadlineは、Netflixがこの新機能を通じて、毎年開催している『Netflix Is A Jokeフェスティバル』などのライブ配信が可能になると示唆している。
ただしDeadlineは、開発はまだ小規模なチームによる予備的な開発が始まったところであり、いつから使えるようになるのか、具体的な時期は不明としている。
Netflixは『ラブ・イズ・ブラインド ~外見なんて関係ない?!』のような台本のないリアリティ番組などで様々な配信パターンを模索しており、ライブ配信が実現すれば、このような番組がさらに視聴者から注目されるかもしれない。
ただし、Deadlineはライブ配信機能を準備していることと、スポーツ中継とは特に関連性はないと伝えている(ちなみに、日本国内ではF1世界選手権のストリーミング配信はDAZNが行っている)。
Netflixのライバルのひとつ、Disney+はすでにライブ配信に参入し、アカデミー賞を中継した3月期には790万人の新規ユーザーを獲得したと伝えられている。一方でNetflixは先月の業績報告で、約10年ぶりにユーザー数が減少に転じたことが明かされた。
もちろんライブ番組がないことだけがユーザー減少の原因とは言えないものの、ユーザー数を増やし続けるためには、ドラマやアニメを量産するだけでなく、別の切り口を模索するのも必要なことだと言えるだろう。