2022年に米国で提供予定のサービス

iPhoneで非接触型決済を受け付けられる「Tap to Pay」。すでにアップル本社の直営店でテスト中

Image: Apple

アップルは、iPhoneを非接触決済端末として使える新システム「Tap to Pay on iPhone」を2月に発表した。顧客がNFC搭載のiPhoneやクレジットカードを受信側のiPhoneの上部にタップするだけで、決済が行えるというものだ。


このシステムは米国では2022年後半に提供と予告されていたが、早くもApple Parkビジターセンター(アップル本社にある直営店)で試験的に導入されていることが明らかとなった。

“iPhoneから支払う” 非接触型決済は、iPhone 6にNFCチップを内蔵した2014年からサポートされている(同年10月にApple Payが開始)。

Tap to Payが注目すべき点は、非接触型の支払いを “iPhone単体で受け付けられる” ことだ。他社の決済サービスのように外付けのICカードリーダー等は必要なく、iPhone XS以降のモデルがあれば利用できる。

記事執筆時点では、この機能は一般のユーザーは利用できず、決済プラットフォームのStripeとAdyenを通じて企業向けのみに提供されている。

もっとも、次期iOS 16(仮)では個人間で送金できるApple Pay Cash(米国のみ)に対応し、iPhoneユーザー同士でデバイスを近づけるだけで、お金のやり取りできるようになるとの憶測もある。

アップル直営店でも長年、従業員はiPhoneに外付けのハードウェアを接続してApple Payの支払いを受け付けてきた。しかしApple Parkのストアでは「iPhone単体で決済した」様子が報告されているのだ。

ビジターセンターが、将来の直営店に採用される新システムを試す実験場として使われるのは良くあることだ。

日本での提供は、国内の銀行やクレジットカード企業との連携も必要とされるため未知数だが(いまだにApple Cardが日本で提供されないのもそのためと思われる)、「外付け機器なしに、iPhoneだけで決済が受け付けられる」手軽さは非常にインパクトがあり、いずれ全世界の非接触型決済システムを大きく変えていくかもしれない。

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