TwitterCEOはマネタイズに躍起

Twitter、クリエイター収益化のため「サービス内コイン」導入か

Image:Tada Images /Shutterstock.com

イーロン・マスク氏が旗を振るようになった現在のTwitterは、このプラットフォームを利用した、お金を生み出すための仕組み作りに取り組んでいるようだ。Twitterのサービスを分析している2人の研究者からの報告は、このSNSがクリエイターがお金を得るための「コイン」と呼ばれるサービス内通貨の実験をしていることを示唆している。

Twitterのサービス分析で知られるJane Manchun Wong氏とNima Owji氏がツイートで共有したスクリーンショットには「Coins allow you to support creators who Tweet great content(コインを使えば、素晴らしいコンテンツをツイートするクリエイターを支援できる)」と記されているのがわかる。どうやら、このコイン機能はTwitterがすでに供えているチップ機能の延長として位置づけられているようだ。

記事執筆時点ではこのコインをいつ頃、どのようにTwitterが提供開始するかなどは分かっていない。Twitterはマスク氏が買収してから広報担当部門を廃止している。ただ、マスク氏はときどき、Twitterでクリエイターが収益を得られる仕組みをもっと増やしたいと発言していて、「あらゆる形態のコンテンツに対するクリエイターの収益化」も計画していると述べていた。したがって、遅かれ早かれこうした機能が導入されるのは間違いないだろう。

スクリーンショットでは、少なくともサービス内で何かを目立たせるためのチップのような使い方が示唆されているが、Wong氏はコインで他の人に送るアプリ内ギフトを購入する「Awards」機能も発見している。ユーザーは1コイン~5000コインの範囲でギフトを購入できるようだ。1コインあたりの値段はわからないが、ユーザーがコインを購入する際に手数料としていくらかを徴収する仕組みになることが考えられる。

ちなみに、「コイン」とは言うもののこれまでのところこのコイン機能と、少し前までマスク氏が大好きだった暗号通貨とは関連がなさそうだ。

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