またアップルと揉める予兆もあり

Spotify、iOSアプリで健康データに基づく運動向けプレイリスト提供予定か

Image:Kaspars Grinvalds/Shutterstock.com

大手音楽ストリーミングSpotifyが、iOSアプリとHealthkitを統合し、ユーザーの健康データに基づいたワークアウト向けプレイリストを提供する新機能の開発に取り組んでいることが明らかとなった。

ここでいうHealthkitとは、サードパーティアプリがiOS標準の「ヘルスケア」データにアクセスするためのAPIである。つまり、iPhoneやApple Watchに内蔵されたセンサー等から収集されたデータを、アップル以外の他社アプリが利用できる仕組みだ。

さて、クリス・メッシーナ氏(ハッシュタグの考案者でもある)は、Spotifyアプリのコード内にHealthKitのサポートが間もなく実装される手がかりを発見した。これが実現すれば、Spotifyはユーザーの運動量や消費カロリーなどの情報にアクセスできるようになる。

なぜSpotifyは、健康データへのアクセスを望むのか? メッシーナ氏は「ワークアウトに適した音楽」を提供するためだという。

さらに、「このデータにより、Spotifyはあなたのワークアウトとあなたが聴く音楽をマッチングさせ、どのオーディオが最もあなたのモチベーションを高めるかを確認することができる。ワークアウトデータには、ワークアウトの種類、距離、ペースまたは速度が含まれる」との説明も表示されるようだ。

もちろん、HealthKit APIを利用するにあたっては、アプリ側でヘルスケアのデータを使う許可をユーザーに求める必要がある。つまり、ユーザーがアプリと共有しないことを選んだ場合、Spotifyはそれらのデータを集めることができない。その一方で、シェアを許可された健康データを、Spotifyがプレイリストの提案以外の何に使うのかは明らかではない。

今のところ、Spotify側から公式なアナウンスは一切ない。いつ頃、一般に広く提供されるのかも不明である。

またメッシーナ氏は、iOS向けSpotifyの最新版で、有料会員のプラン確認ページが新設されたことにも言及している。興味深いのは、ユーザーがアプリ内でプランを変更できないことに触れて、「理想的でないことは承知している」とわざわざ表記するようになったことだ。

以前からSpotifyは、アップルのアプリ内課金が反競争的だと主張しており、苦情の詳細を説明するサイト「Time To Play Fair」 を開設しているほどだ。今年秋に開始したオーディオブックストア関連でも、アップルにアプリ更新を3回却下されたことを明かしていたizen。また近いうちに、表立って何らかの動きがあるのかもしれない。

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