「この投票の結果に従う」

「TwitterのCEOを辞任すべき」に賛成多数、マスク氏による投票結果

現在のTwitterオーナーでCEOのイーロン・マスク氏は、12月19日に突然「Twitterのヘッドをやめるべきか? この投票の結果に従う」としてユーザーからの投票を募り始めたが、その結果が日本時間19日夜に判明した。ユーザーからの回答は「Yes(やめるべき)」が57.5%、「No(やめなくても良い)」は42.5%だった。

マスク氏は投票期間中、「問題はCEOを見つけることではなく、Twitterを存続させられるCEOを見つけることだ」と述べた。そしてユーザーからの「すでに後継者が決まっているのだろう」という声に対し「実際のところ、Twitterを存続させるために働きたい人は誰もいない。(私の)後継者はいない」と返答した。

なお、マスク氏本人はこの投票期間中、元ホワイトハウス顧問のジャレッド・クシュナー氏と共にサッカーW杯の決勝戦を現地観戦しているところが、Twitterユーザーよって投稿されている(この投稿はドクシング、つまり晒し行為としてTwitterに削除されてはいない)。

投票は15%の差を付けて「Yes」が多い結果になり、「結果に従う」と述べた自らの発言を守るのなら、マスク氏は本当に後継者を探さなければならなくなった。もちろん、この投票は公的なものではなく、何の拘束力も持たない世論投票でしかない。結果に納得していない人々からは、この結果をボットのせいにするツイートもちらほらと出ている。

マスク氏は投票の結果が出てから、しばらくTwitterで表だった発言をしていなかった。黄色バッジのアカウントアイコンが四角形になったことを知らせるツイートや、テスラの宣伝ツイートをリツイートした程度だ。

しかし記事執筆中のここ数時間、今回の投票に対し否定的な見解を示すツイートに対しては、ちらほらコメントを返信している。なかでも「ポリシー関連の調査に投票できるユーザーを青バッジ取得者のみに制限すべきだ」との意見には「良い視点だ。Twitterはその変更を行うだろう」と返答している。

マスク氏が本気で受け答えをしているかはわからないが、この変更が実際に行われるのなら、今後は青バッジを購入していないユーザーはTwitterの変更を伴う投票に参加できなくなるのかもしれない。

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