けっこう派手に漏れています

ISSドッキング中のソユーズ宇宙船に冷却水漏れ、船外活動が延期に

ISSのRassvetモジュールにドッキングされているソユーズ(Image:NASA)

国際宇宙ステーション(ISS)で、現在ロシアのRassvetモジュールにドッキング中のソユーズ宇宙船の外側に冷却水漏れが見つかった。これにより、発見当時に予定されていた船外活動(EVA)が延期されている。

問題が発生しているのは、9月21日に打ち上げられ、ISSに3名の宇宙飛行士を連れてきたソユーズMS-22宇宙船。水漏れは15日に始まったとみられ、ソユーズの外部ラジエーター冷却配管から漏れているとのこと。ロシアの宇宙機関Roscosmosは、モジュールの外装の一部にダメージを負ったと報告している。

冷却水漏れが見つかったとき、すでに飛行士は宇宙服を着込んでいたが、冷却水の圧力低下に気づいたため、EVAを無期限で延期した。なおこのEVAは、ロシアモジュールのラジエーターを移動させることを目的としていたという。

ソユーズから冷却水が漏れている様子(Image:NASA)

NASAは「ソユーズ内の温度はRoscosmosによって密に監視されているが、これまでのところ許容範囲に収まっている」とコメント。「NASAはRoscosmosと協力し、漏れの発生源の特定を支援するため、外部の画像評価と点検計画の調整に入っている」と述べている。

水曜日遅く、宇宙ステーションにいるロシアの宇宙飛行士は、欧州の管理するロボット・アームを使用して、問題の発生したソユーズを点検した。またNASAのクルーたちはカナダのロボットアームを使って、より詳しく調査する計画を検討しているとのことだ。

水漏れの原因と深刻度は不明だが、最悪の場合、このソユーズ宇宙船に乗組員を乗せて地上に帰還させることができなくなるかもしれない。Roscosmosは現在のISSクルーたちの今後についてはしかるべき時に「決定がなされる」としている。なお、次回のソユーズによる人員輸送MS-23は2023年3月に予定されているが、状況によってはこれを早める、または遅らせる必要が生じてくる可能性も考えられる。

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