新型12インチMacBookの噂はどこへやら

15.5インチのMacBook Air、2023年春発売との噂

Image:Mr.Mikla/Shutterstock.com

アップルが15インチ台の大型「MacBook Air」を開発中であるとの噂は以前からあった。その最新情報として、シリーズ史上最も大きな15.5インチになるとの有力情報が伝えられている。

この情報は、信頼性の高いディスプレイ専門アナリストRoss Young氏による、スーパーフォロー(有料の登録フォロワーのみが見られる特典ツイート)向けのつぶやきが発信源だ。過去にもYoung氏は14インチ/16インチMacBook Proの正式発表前に、ミニLEDバックライト画面が採用され最大120Hzの可変リフレッシュレート対応になることを的中させていた

この15.5インチというサイズは、14インチ/16インチのMacBook Proの中間にあり、これまでのMacBook Airシリーズで最大となる。Young氏は以前、15.2インチ程度になると述べていたが、少し上方修正された形である。

さらにYoung氏によれば、15.5インチMacBook Airのパネル生産は、2023年の第1四半期に開始するとのこと。つまり、2023年の春頃に発売されると示唆しているようだ。

これまでの噂話では、15インチMacBook Airは13.6インチMacBook Air(2022)のデザインを踏襲しつつ、MagSafe充電ポートや改善されたスピーカーシステム、1080pカメラも引き継ぐと予想されている。

アップルの未発表製品に詳しいアナリストMing-Chi Kuo氏も、15インチMacBook Airが2023年の前半に量産開始され、第3四半期に発売と予想していた。さらにプロセッサーとしてはM2チップに加えて、M2 Proを選べるオプションも用意される可能性があるとのことだ

もともと13インチ台のノートPCラインナップに、15インチの大型サイズが加わる展開は、マイクロソフトのSurface Laptopでも前例があったことだ。かたや、一時期は噂に上っていた「小型の12インチMacBookが復活」との話はすっかり聞こえなくなっている。アップルは1.24kgもあるM2 MacBook Airを「軽い」と表現していただけに、今は小型化にはあまり興味がないのかもしれない。

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