メモリ喰いを返上

Chromeのメモリ使用を抑える「Memory Saver」がデスクトップ版に導入へ

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Googleは12月8日(現地時間)、デスクトップ版Chromeブラウザに、「Memory Saver」と「Energy Saver」という2つのパフォーマンス設定を導入すると発表した。今後数週間をかけて、WIndows、macOS、ChromeOSに展開する予定。いずれの機能も、Chromeのメニューからオン・オフが可能になるとのことだ。

以前からメモリ喰いとして知られているChromeだが、Memory Saverを利用すると、メモリ使用量を最大40%および10GB削減できるという。現在表示していないタブのメモリを解放することで、表示中のタブの操作がスムーズになる。メモリを開放した非表示タブをアクティブにした場合には、再読み込みが行われるが、特定のウェブサイトをMemory Saverの対象から除外するなどのカスタマイズも可能だ。

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Energy Saverは、ノートPC向けの省電力機能だ。Chromeブラウザを利用中にノートPCのバッテリー残量が20%以下になると、Chromeはアニメーションや動画の再生などを含むバックグランドアクティビティと視覚効果を制限し、バッテリーの消費を抑えるようにする。これでどの程度の省電力になるのかは明かされていないが、何もしないよりはバッテリー寿命を延命できるはずだ。

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