継ぎ目なくツルツルなフロントビューはまさにUFO

まるでUFO?米軍が新型ステルス爆撃機「B-21 Raider」公開

Image:U.S. Air Force

米空軍が、カリフォルニア州にあるエドワーズ空軍基地で、数年後に就役を計画する新型ステルス爆撃機「B-21 Raider」をオンライン配信で公開した。その機体は正面から見ると、まるで「空飛ぶ円盤」だ。

開発・製造を行うノースロップ・グラマンのキャシー・ウォーデンCEOは「これまでで最も高性能なステルス爆撃機だ」と自賛し「最も洗練された防空システムでさえ、飛行するB-21を検出するのは難しい」と述べているが、この次世機の仕様や能力についてはほとんど明かされていない。ファクトシートはあるが、あくまで概説にとどまっている。

ただ、発表会の映像を見ると、翼幅52mだった先代機「B-2 Spirit」よりもいくぶん小柄になっているようだ。また、機体の姿は正面からのみ公開されており、推進システムや飛行性能を推測する手がかりになるB-21の完全な形状もわからなくされている。

軍用機に詳しいブログ「The War Zone」は、B-21の機体表面に、目に見える継ぎ目がないことを指摘し、必要なセンサー、通信アンテナ、航空データシステム関連のパーツを機体内に直接組み込む高度な技術を使用し、ステルス性能を高めているのではないかと予想している。

B-21は有人でも無人でも飛行可能となっており、通常弾だけでなく核弾頭の搭載も可能だ。機体価格は1機あたり6億9200万ドル(約930億円)と見積もられており、空軍は今後30年間で少なくとも100機は製造することを計画しているという。

今回はあくまでフロントビューのみの公開にとどまったB-21だが、その初飛行は来年のどこかで行われることが期待されている。現在はノースロップ・グラマンの工場で6つのバリエーションが完成間近とされているが、今回公開された機体も含め、初飛行までにはエンジンやサブシステムが正常に機能するかを地上でテストするとのことだ。

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