Autopilotなどの搭載は言及なし

テスラ、電動トラック「Semi」納車開始。イベントで1号車を引き渡し

Image:Tesla

テスラのイーロン・マスクCEOは2日、ネバダ州のテスラ・ギガファクトリーでテスラ初のセミトレーラー「Tesla Semi」の納車開始イベントを開催。その場で1号車をペプシコに引き渡した。

テスラがSemiを発表したのは2017年のことで、あれからはや5年が経つ。もともとは航続距離300マイルのバージョン(15万ドル)と、500マイルのバージョン(18万ドル)が用意される予定だった。ディーゼルエンジン搭載の標準的なセミトレーラーヘッドは6万ドル前後であるため、価格は非常に高価だ。

しかしテスラは、Semiがディーゼルトラックに比べて20%は効率的(1マイルあたり2kWh:マスク氏談)であり、100万マイル走行時のトータルコストは25万ドルも安上がりになると主張している。

テスラSemiは、Model SやModel Xの一部仕様にあるものと同様の、3モータータイプのパワートレインを採用。スムーズな走りを実現するため、ハイウェイ向けのモーター1基と加速用の高トルクモーターを2基搭載しているとのこと。そしてその性能を示すため、テスラは8万2000ポンドを積載したSemiを傾斜6%上り坂に向かわせ、ディーゼルエンジン搭載のトラックを楽々と追い越す様子を捉えた動画を公開した。

また先日には、やはりフル積載状態のSemiトラックで、途中充電なしに500マイル(約800km)を走破し、5年前に宣言したとおりの航続距離を達成して見せている。イベントではその500マイル旅についてのデータを公開、スタート時点で97%だったバッテリー充電量が、ゴール地点のサンディエゴ到着時に4%残っていたことを明らかにした。

またテスラは、米国のすべての自動車台数のうちセミトレーラーは約1%ほどであるにもかかわらず、そのサイズ、重量、および 24 時間運転されるという実態をふまえ、自動車全体の排出ガスの約20%がセミトレーラーからのものであると説明した。マスク氏はSemiが気候変動対策に役立つだけでなく、排出ガスがないため、ハイウェイ近くに住む人々の健康被害を改善することができると主張した。

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