他社もすでにAtmosへの対応を発表ずみ

テスラ車、Apple MusicとDolby Atmosに対応か。オーディオへ注力の兆し

Image:ice blue / Shutterstock.com

テスラが、今後提供されるソフトウェアのOTAアップデートにより、現行バージョン以降のEVにApple MusicとDolby Atmosを導入すると一部メディアが報じている。

テクノロジーニュースサイトBGRが独自に得た情報によれば、テスラは数か月前から自社製EVにDolby Atmosを対応させるべく、主要レコード会社と協力してソフトウェアの改良に取り組んでいるとのこと。

Dolby Atmosに対応する自動車メーカーはテスラだけ、というわけではない。テスラと同じ電気自動車メーカーのLucid Motorsは昨年、セダン車Lucid Airで自動車メーカーとして初めてDolby Atmosに対応した。またそれ以来、ボルボはSUVのEX90、メルセデスベンツはMaybach S-Class、S-Class、EQE、EQE SUV, EQS、EQS SUVでそれぞれDolby Atmosに対応予定だ。

またテスラのApple Music対応については、今週、ロサンゼルスにある自動車博物館に展示されたテスラ車のディスプレイにApple Musicアプリが搭載されているのが見つかり、Twitterに写真付きで投稿されていた。

したがってテスラのEVは、おそらく年内の次のソフトウェアアップデートで、Apple MusicとDolby Atmos、アップルの空間オーディオへ対応すると予想されている。

電気自動車に関するニュースサイトElectrekは、テスラがここ最近、オーディオに力を入れていることを指摘している、テスラにはBang & Olufsen出身のオーディオエンジニアが複数在籍しており、ほかにもJawboneや、Echoスピーカーの開発元Amazon Lab126からもエンジニアを雇用しているという。

なお、テスラは2年前から音楽ストリーミングサービスとしてはSpotifyと提携しており、昨年にはTidalにも対応している。

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