店内にはかなりの人数がいた模様

米アップルストアに自動車突っ込む。1人が死亡、少なくとも19人が負傷

Image:WCVB

米マサチューセッツ州のボストン郊外ヒンガムで、現地のアップルストアに乗用車が突っ込み、1人が死亡、少なくとも19人が負傷したと報じられている。

目撃証言によれば、午前10時45分頃(現地時間)に黒いSUV(スポーツ用多目的車)が店のガラスを突き破り、奥の壁に突き当たったとのこと。助けを求める複数の緊急通報が寄せられ、7台の消防車と14台の救急車が現場に駆けつけたという。負傷者19人は病院に運ばれたが、そのうち4人は危篤状態だと伝えられている。

地元警察と消防署の関係者は記者会見にて、「店の前と店の中に複数の負傷者がおり、車により壁に挟まれた数人の被害者もいた」ことや、車の運転手は拘束されて捜査が進行中だと述べてるが、その時点ではそれ以上の詳細な説明は避けられている。

この事件を受けて、渦中にあるアップルストア(Apple Derby Street)は、公式サイトに一時閉店とアナウンスしている。さらに、地元メディアWCVBに以下の声明を発表している。

「本日Apple Derby Streetで発生した衝撃的な事件と、同店の最近の構築を支えたプロフェッショナルが亡くなられた悲劇に、私たちは打ちのめされている。負傷された従業員、お客様、そしてこの恐ろしい事件の影響を受けたすべての方に、心よりお見舞い申し上げる。私たちは、この非常に困難な時期にチームメンバーとお客様をサポートするために、できる限りのことをしている」

また、この事件が発生したときにアップルストア店内に何人いた可能性があるかを問われ、地方検事は休日(感謝祭)の週の始まりだと指摘し、かなりの人数がいたことを示唆している。

事件が起きたアップルストアは、高級住宅街ダービーストリートの奥にあり、店の入り口は毎日何百もの来客がある大きな駐車場に面しているという。特にホリデーシーズンでは、周辺のレストランやショップが多くの人も賑わうショッピングエリアとのこと。今後、真相の解明を待ちたいところだ。

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