TwitterのマスクCEOはApp Storeの手数料を批判

App Store責任者フィル・シラー、Twitterアカウントを削除。アプリ追放の前ぶれか

Image:Twitter

実業家のイーロン・マスク氏に買収されたTwitterは、有料プラン「Blue」の変更により悪ふざけやいたずらの偽アカウントが急増したり(現在は新規加入を停止中)それを受けて世界最大手の広告代理店の1つOmnicom Media Groupが広告出稿の一時停止を推奨するなど混乱が続いている。なりすましが横行する状況では、大手ブランドの信用に傷が付きかねないと危ぶまれているわけだ。

そんななか、アップルのイベントやApp Storeの責任者であるフィル・シラー氏が、自らのTwitterアカウントを削除したことが明らかとなった。

シラー氏は元ワールドワイドマーケティング担当上級副社長であり、Appleフェローに“昇格”した後も「App Store と Apple Events を統括」していくと公式にアナウンスされている。いわば「アップルの顔」的な存在であり、同社の新製品やサービス、ソフトウェアの宣伝や顧客との交流のために、Twitterを活用していたことでも知られている。

しかし、もはやシラー氏のTwitterアカウントは存在しない。11月4日時点でのWebArchniveでは、27万人近いフォロワーがあり、2008年11月から利用していたことが確認できる。

なぜシラー氏は、Twitterから去ってしまったのか。アップルの社内事情に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、最近のTwitterがモデレーション(投稿管理)に問題を抱えていることや、マスク氏が(新Twitter Blueの月額8ドル課金について)アプリストアの手数料が高すぎると批判していることから、アップルとGoogleがTwitterアプリを削除する可能性があると指摘している。

そこからGurman氏は、シラー氏のアカウント削除からは「App Storeの責任者が新たなTwitterについてどう感じているかが分かる」と推測している次第だ。

かたやマスク氏は2021年1月に凍結されたトランプ元米大統領のアカウントを復活させると発表したことから、さらなる波乱が予想されている。

アップルのティム・クックCEOは最近のインタビューで、Twitterが新たなリーダーシップの元で節度あるモデレーションを維持し続けることを期待すると述べていたが、シラー氏のアカウント削除は警告の前ぶれなのかもしれない。

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