Ghostは武装ロボット犬で物議を醸していました

Boston Dynamics、7件の四脚ロボット特許侵害でGhost Roboticsを提訴

Image:Ghost Robotics

Boston Dynamicsが、四脚ロボットを開発・製造するGhost Roboticsを特許侵害で提訴した。デラウェア州連邦裁判所に提出された訴状によれば、Boston DynamicsはGhost Robotics製「Vision 60」および「Spirit 40」が合計7件の特許を侵害していると主張している。

ロボット犬「Spot」をはじめ複数のロボットを開発しているBoston Dynamicsは、世界中で約500件の特許取得および特許出願を行っているとし「後発の新興企業によるロボット産業への参入は歓迎するものの、そこに加わるすべての企業が知的財産権を尊重することに期待しており、権利侵害があれば行動を起こす」と述べている。

今回の提訴に至るまでに、Boston DynamicsはGhost Roboticsに対し、2020年7月20日に特許関連技術の見直しを求める書簡を送付。そしてその後、四脚ロボットの販売停止を要求する通知書を2通送付していたとのこと。これらの通知書には、侵害の疑いがある特許をかなり包括的にリストアップしていたという。

Boston DynamicsをはじめAgility、ANYbotics、Clearpath Robotics、Open Roboticsといったロボット開発企業は先月、ロボットの兵器化に反対する公開書簡を発表した。

一方Ghost Roboticsは、四脚ロボットの背中に特殊な無人ライフルを装着した画像を公開して物議を醸した。この写真が公表された当時、Ghost RoboticsのJiren Parikh CEOは「われわれは軍に対してロボットを提供しているが、軍がそれをどう使うのかはわからない。ロボットの取り扱いに関して政府の顧客に指図するつもりはない」とコメントしていた。

なお、Ghost Roboticsは顧客を米国および同盟国の政府機関に限定しており、敵対的関係にある国や企業にはロボットを販売しないとしている。ロシアや中国からも製品に関する問い合わせを受けているが、これらの国に製品を出荷することはないとしている。

ロボットの出荷先や用途はともかく、そこに特許侵害があるならそれは是正されるべきであり、今後の両者の対応が注目されるところだ。記事執筆時点では、Ghost RoboticsはBoston Dynamicsからの提訴に対してコメントしていない。

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