相談なしに大穴を開けられました

「CoD: MW2」に無断で爆破された5つ星ホテルが抗議

Image:Diego Thomazini/Shutterstock.com

超人気FPSシリーズの最新作『Call of Duty: Modern Warfare 2』(以下、CoD: MW2)が発売されたばかりだが、無断でゲームの舞台とされたオランダ・アムステルダムのホテルが、法的措置を含めた対応を検討中だと報じられている。

現地メディアのDe Volkskrantによると、5つ星ホテルのコンサヴァトリアムホテルは、CoD: MW2に “出演” させられたことに抗議しているという。

本作に登場した実在の場所はこのホテルだけではないが、コンサヴァトリアムが問題視しているのは、その使われ方だ。重装備のコマンドーらが突入して銃弾が飛びかい、黒煙が上がり、爆破されて大穴が開けられてしまうのである。

同ホテルのマネージャーであるRoy Tomassen氏は「一般論として、我々は暴力の使用を奨励するようなゲームには賛成できない。このゲームは弊社の基本的価値観を反映するものでは決してなく、我々は明白かつ好ましくない関与をしたことを後悔している」とのことだ。

実際のコンサヴァトリアム ホテル(Image:e X p o s e/Shutterstock.com)

また元記事によると、ホテル側はゲームの発売前に、発売元のアクティビジョンや開発元のインフィニティ・ウォードから打診を受けていなかったようである。

CoD: MW2のゲーム内では、実際のホテル名ではなく「Breenbergh Hotel」と表示されている。とはいえ、同ホテルはスウィーリンク音楽院として使われていた100年もの歴史ある建造物をコンバージョンしたものであり、ゲームで名前を隠していても素性は明らかだ。

もしもマイナーなゲームであれば、コンサヴァトリアム側の目に止まらなかったのかもしれない。だが、CoD: MW2は発売からわずか1週間で、CoDシリーズのPlayStation版としては史上最大の販売本数となっており、それだけ注目を集めやすかったのだろう。

ゲームの中で実在の場所を思わせるロケーションが登場することは、想像力を喚起し、プレイをいっそう盛り上げることにも繋がりやすい。日本では有名怪獣が、ある建物を壊すことを打診したところ快諾されたとの逸話もあり、この件も穏当に解決するよう祈りたいところだ。

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