容量が減る=バッテリー保ちが悪くなるとは限らない

「iPhone 14」シリーズのバッテリー容量、Pro Maxは前年よりも減る可能性

Image:Poravute Siriphiroon/Shutterstock.com

Twitterユーザー「ShrimpApplePro」氏は、中国SNSのBaiduへの投稿を引用するかたちで、バッテリーの噂話を伝えている。ShrimpApplePro氏はiPhone 14のうち高価なProモデルのみ「ノッチ(画面上部の切り欠き)が消滅し、パンチホールが2つ」になるといち早く予想し、他の信頼ある情報筋もそれを裏付ける流れにある。

次期フラッグシップ「iPhone 14」シリーズは、例年通りであれば9月か10月に発表される見通しだ。今年も4モデル構成が予想されているなか、それぞれのバッテリー容量がどれほどかを示すリーク情報が伝えられている。

この投稿によると、まずiPhone 14は3,279mAhとされ、iPhone 13の3,227mAhとほぼ同じだ。そしてiPhone 14 Proの3,200mAhは、iPhone 13 Proの3,095mAhよりも少し上回る。その一方でiPhone 14 Pro Maxは4,323mAhで、iPhone 13 Pro Maxの4,352mAhよりもやや少なくされている模様だ。

噂のiPhone 14 Max(通常価格の6.7インチモデル)は該当する前モデルがないが、こちらは4,325mAhとのこと。これが本当であれば、同サイズのProモデルよりも大きなバッテリーを搭載することにになる。

「新モデルのほうがバッテリー容量が少ない」ことには前例があり、実は2020年のiPhone 12シリーズでは、11よりも軒並み減っていた(おそらく5G通信パーツの追加や薄型化のため)。とはいえ、逆にバッテリー持ちが良くなったとの検証結果もあった。チップの省電力性能が向上したことでバッテリー容量の減少を補う可能性もあり、一概にバッテリー持ちが悪くなるとは限らない。

バッテリー容量以外では、iPhone 14シリーズは前面カメラがオートフォーカス対応、レンズ枚数が5枚から6枚に増やされるなど、大きくアップグレードされることが予想されている。ほか、新チップの「A16 Bionic」はProモデル限定となりつつも、A15と性能差は少ないとの見通しも伝えられていた。

ここ最近のアップルはiPhoneの宣伝でバッテリーの持続時間を強調していないが、今年は「バッテリー駆動時間、iPhone史上最長」のキャッチフレーズが戻ってくると期待したいところだ。

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