2017年の発表時は2019年に納入開始予定でした

Teslaが電気トレーラーヘッド「Tesla Semi」量産開始。幾度もの遅延経て

Image:Tesla

テスラが、電気トレーラーヘッド「Tesla Semi」の生産を開始し、12月1日より納入を開始すると、CEOのイーロン・マスク氏がツイートした。Tesla Semiは2017年に発表され、当初は2019年に生産開始をうたっていたが、予定より3年遅れでの到着となる。

マスク氏は2020年に社内向けのメールで、Tsla Semiがすでに限定的な生産に入っていると述べ、後に「全力を尽くして量産するときが来た」と宣言していた。ところが、言葉とは裏腹にそのトラックの姿は公に出てこないまま、その年4月の収支報告書でこの電気トレーラーヘッドの納入開始を2021年に延期すると記していた。

そして、2021年には別の収支報告書では、部品や資材調達、技術的な問題、またバッテリーの生産能力の制限を理由として、またもやTesla Semiの生産と納入時期が2022年に延期されることが伝えられた。

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今回のマスク氏のツイートで、テスラはようやく電気トレーラーヘッドの納入を開始する段階に来たことがわかった。納入先はペプシコーラで知られるペプシコ社。ペプシコは2017年にテスラがSemiを発表した際に100台を発注していた。同時期にはウォルマートやUPSもTesla Semiを発注している。

テスラは今年5月にTesla Semiの新規予約受け付けを開始している。これには予約金として2万ドルが必要だ。Semiの航続距離は1回の充電で300~500マイル(約480~805km)で、急速充電を使用すれば70%充電時間は約30分とされる。車両価格は航続距離に応じて15万~18万ドル。テスラいわく、通常のディーゼルエンジンを使用するトラックに比べTesla Semiは最初の3年間で最大20万ドルの燃料費を節約できると主張している。

ただ、おおむね10数年は使い続けられるディーゼルエンジンのトラックに比べて、Tesla Semiのバッテリーがどれぐらい持続するものなのかは、これから判明することになる。

テスラ車のバッテリー交換はわりと高くつくようで、過去には中古Model Sを購入したフィンランド人オーナーが、バッテリー交換に2万5000ドル(約365万円)もかかると言われて憤慨し、そんなにかかるのならもういらないとばかりに爆薬30kgを仕掛けて爆破処分する様子をYouTubeに公開していた

Tesla Semiで節約できる燃料費と、バッテリー寿命と交換費用のバランスがどうなるか、気になるところだ。

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