アクセサリーメーカーは何らかの情報をつかんでいるはず

未発表「第10世代iPad」のケースがAmazonに出現。発表が近い?

Image:ESR/Amazon

まもなく、第10世代iPad(いわゆる「無印iPad」の後継モデル)と新型iPad Proが登場すると噂されている。そんななか、サードパーティのアクセサリー企業が「iPad 第10世代」や「11インチ/12.9インチiPad Pro(2022)」という現存しない製品用ケースの販売を始めており、これらが本当に発表間近との可能性が高まっている。

アクセサリーメーカーESRは、日本のAmazonストアで「iPad Pro 12.9インチ(2022)」「iPad Pro 11インチ(2022)」および「iPad 第10世代(2022)」用ケースの販売を開始している。これは海外でも評価の高いMacOTAKARAが発見し、伝えたことだ。

どうやら「第10世代iPad」のレンダリング画像は、アップル公式のものではなさそうに思える。とはいえ、第10世代iPad用とされる製品は、第9世代向けからデザインが一新されているようだ。一方でiPad Pro用のケースについては、2021年モデルと共用とされる。

しかもESRは「iPad 第 10 世代 (2022) 専用です。その他のiPadモデルと互換性がありません」とまで但し書きをしており、同社が何らかの情報をつかんでいることは確実と思われる。

第10世代iPad用とされるケースの背面には大きな切り欠きがあり、iPad Air(第4世代)やiPad mini(第5世代)のようなカメラが搭載される可能性を示している。また側面には、Touch ID内蔵の電源ボタンやApple Pencil(第2世代)をマグネット充電できるすき間も空けられており、インドメディアMySmartPriceが公開した「CADレンダリング画像」とも一致している。

これまで第10世代iPadについては、米9to5Macや韓国の有名リーカーなど複数の情報源が伝えてきた。噂話を総合すると、新デザインは最近のAirやminiのようなフラットエッジとなり、iPhone 12と同じA14 Bionicチップ(第9世代モデルのA13より約30%高速)が搭載され、Lightning端子が廃止されてUSB-Cポートとなる。そして少し画面が広くなり、カメラ性能も上がるといったところだ。

先月末、アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman記者は、同社が10月にイベントを開催せず、新型iPadやMacはプレスリリースで発表するかもしれないと述べていた。もしかすると来週あたり、何らかの動きが生じる可能性もありそうだ。

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