携帯性を維持しつつ画面サイズ拡大
レノボ、折りたためる16.3型有機EL搭載の2-in-1 PC「ThinkPad X1 Fold」
レノボ・ジャパンは、16.3型のフォルダブル有機ELディスプレイを搭載する2-in-1 PC「ThinkPad X1 Fold」を10月中旬に発売する。価格はスペック/構成により異なるが、最小構成時販売価格は税込542,300円から。
2020年に発売された同名機の第2世代モデル。携帯性を維持しつつ、画面サイズを13.3型から16.3型へと拡大したほか、搭載OSやプロセッサーを一新している。
折り曲げ可能なディスプレイ部分は、10点マルチタッチ対応。フル表示時の液晶最大解像度は2,560×2,024、アスペクト比は4:3、最高輝度は600ニットで、HDR表示をサポートする。
オプションのTrackPoint搭載フルサイズキーボードをドッキングさせるクラムシェルモードでは12型PCのように本機を使用できるほか、画面を横置きにしたランドスケープ、縦置き使用のポートレート、ブック、タブレットモードなど様々な用途に対応する。
オーディオ機能としてスピーカー3基と、マイク4基を標準搭載。スピーカーは、立体音響フォーマットDolby Atmosを、マイクはバックグラウンドノイズを排除しクリアな送話を提供するDolby Voice機能をサポートする。
500万画素のIRカメラはWindows Helloによる顔認証にも対応。オプションの人感センサー搭載モデルを選択することで、背後からの覗き見検知アラート・ディスプレイロック、離席時のデバイスロックを用いたセキュリティ機能が付与される。ほか、オプションのフルサイズキーボードには指紋認証機能が備えられている。
またオプションとなる4096段階筆圧感知のPrecision Penを使用することで、手書きのスケッチ、メモ、電子署名などが行える。ペンは本体を縦置き/横置きのどちらで使用している際にも、マグネットで取り付けることが可能だ。
筐体本体は、MIL-STD-810Hに準拠した高い堅牢性を実現。その他、スタンドとキーボード背面にはクラレ社の環境配慮型スウェード素材を採用するなど、サステナビリティにも配慮された設計が取り入れられている。
OSはWindows 11 Pro 64bitまたは、Windows 11 Home 64bitから選択し、CPUは第12世代intel Coreプロセッサー(i7/i5)を搭載、カスタムオーダー可能なメモリ容量は最大32GB(LPDDR5)、ストレージは最大1TBまで拡張可能。
ワイヤレス通信は、Wi-Fi 6E準拠の無線LANとBluetooth 5.2に対応。外部接続インターフェイスにはUSB 4(Thunderbolt 4対応)を2基、USB Type-C 3.2 Gen 2(Video-out対応)を1基搭載する。
JEITA2.0に基づくバッテリー駆動時間は最大約14.7時間。外形寸法は約345.7W×276.2H×8.6Dmm(ランドスケープモード時)/約276.2W×176.2H×17.4mm(折りたたみ時)。質量は約1.27kg~。
- Source: Lenovo