各地で労働組合結成の動き

米アップルストア、従業員の時給を22ドルへ値上げ。労働者の不満に先手か

Image:Apple

アップルが、店舗などで働く時間給の労働の初任給について、アメリカ国内における時給を最低22ドル(約2,800円)へと引き上げることが、米The Wall Street Journal(WSJ)によって報じられている。

アップルとアップルストアの従業員の関係については、かねてよりアップルが労働組合の結成を阻止しようとする動きが伝えられている

たとえば今年、ジョージア州アトランタのカンバーランドモール店における組合結成に対抗するため、アップルが反組合的な弁護士を雇い、さらに一部の店長に反組合的な資料を配布したことが報じられた。これに関しては、アップルの労働者に対する姿勢が全国労働関係法に違反しているとして、告発もされている

WSJの報道によれば、アップルは従業員向けの声明の中で「世界最高のチームメンバーのサポートと雇用を続けることで、最も革新的な製品とサービスを顧客に提供できる」と説明。また「今年は年次業績評価の一環として、全体的な報酬予算を増やしている」と述べている。

同報道では22ドルという時給について、2018年時点の時給と比べて45%も上昇していると説明している。CNBCによると、これまでの米国におけるアップルの店舗従業員の初任給は、時給20ドル(約2,500円)だったようだ

先に述べたようにアップルの店舗従業員は、各地で組合を結成しようとする動きを起こしている。今回の時給の値上げは、アップル側がこの動きに先手を打ったかたちであるとApple Insiderは分析しているが、その金額に従業員が満足するかどうかが注目される。

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