日常のシーンで壊れることはなさそう

iFixitがApple Watch Ultraを分解。厳重な防水対策のため修理は困難

Image:iFixit

ハイテク新製品の分解でおなじみの修理業者iFixitが、発売されたばかりのApple Watch Ultraを分解したビデオを公開している。

まずiFixitは、Apple Watch Ultraの独自機能である(Series 8や第2世代SEにはない)サイレン機能を紹介している。スピーカーのサイズは他のモデルを凌駕しており、Apple Watchとしては音量が大きくはあるが、公称されているような「最大180メートル先まで」聞こえるかどうかは不明だ。

さてApple Watch Ultraには、4つのP5ペンタローブ(5角の星型の頭)ネジが使われている。これは、MacBookに使われているのと同じ種類であり、対応したペンタローブ用ドライバーもプラスやマイナスほどではないが、さほど珍しくはない。

この4本のネジを外すと、最初の厄介な問題が判明している。それは、各ネジの周りに密閉用のガスケット(Oリング)が配されていることだ。Apple Watch Ultraの高い防水性能を支える一部には違いないが、背面パネルを開けるときにガスケットが破損してしまっている。もしも破損しなかったとして、ネジをガスケットごと元の位置に収めるのは、ほぼ不可能のようだ。

フタを開けて内部のパーツを露出させるまではたやすいとして、やはり修理は依然として困難だと述べられている。バッテリーやTaptic Engineなどのパーツに触るには、まずディスプレイを取り外すという面倒な作業が待っているという具合だ。

また、Apple Watch Ultraの内蔵バッテリー容量は542mAhであること(中国の認証機関データベースから見つかっていた)が、今回の分解でも確認されている。これは、Apple Watch Series 8の308mAhより76%も大きく、通常使用で最大36時間、「低電力モード」を有効にした場合は最大60時間というバッテリー持ちを支えている格好だ。

やはり、Apple Watch Ultraもアップルのモバイル製品の例に漏れず、パーツの交換による修理には不向きのようだ。もっとも、ハンマーで強打しても先にテーブルが割れるほどの頑丈さだけに、日常の使用であれば修理の必要もほとんどなさそうではある。

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