まだ太平洋を「アメリカ洋」に改名する気のようです

「大西洋をトランプ洋に…」「いや無理」。Google CEOにマップの表記変更を拒否されたと米大統領語る

多根清史

Image:bella1105/Shutterstock.com

米トランプ大統領は、Googleに大西洋の改称を打診したものの、同社CEOのスンダー・ピチャイ氏に断られたと語った。ただし、記事執筆時点ではGoogle側からの公式な確認はなく、やり取りはトランプ氏の説明に基づくものだ。

これは、トランプ氏が米サウスカロライナ州の集会で明かしたものだ。同氏はピチャイ氏に電話をかけ、Googleマップで大西洋の名称を変更できるかを尋ねたという。また、大西洋か太平洋のいずれかに「トランプ」または「アメリカ」の名称を使う検討をしていたとも述べた。これに対し、ピチャイ氏は「それを我々に頼まないでください」と応じたとされる。

トランプ氏の説明によると、これまで地名変更に対応してきたGoogleも、今回の要請には難色を示したという。ピチャイ氏は「いやいや、今回はやりません」「海洋は違うのです、大統領」と述べたという。その理由は、海洋が「多くの国々にまたがっている」ためとされる。

たしかにGoogleはこれまでに「メキシコ湾」を「アメリカ湾」に、「オンタリオ湖」を「アメリカ湖」にするという表記変更に応じてきた。しかしこの2つの変更は、その時点で米連邦政府の地理情報記録が更新されていたことを受けての対応だったとされている。この変更には、後にアップルのマップアプリも対応している。

今回、ピチャイ氏の反応を見たトランプ氏は、大西洋の改称については見送ることにしたようだ。集会でも「大西洋のままにしておこう」と発言した。だが同氏は、そのかわりとばかりに太平洋を「アメリカ洋」に改名する案を持ち出していた。

ただし、Fortune誌によれば連邦政府の名称決定は、Googleマップやアップルマップのような民間企業の決定に対する拘束力はないという。GoogleはFortuneに対し、これらの変更は政府の公式情報源を反映し、国ごとに異なる水域名を表示するという長年のポリシーに基づくものだと説明している。

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