下位モデルのedge 30 fusion/30 neoも同時発表

モトローラ、“業界最高”2億画素カメラのスマートフォン「edge 30 ultra」海外発表

Image:Motorola

モトローラは9月8日(現地時間)、業界最高解像度だという2億画素のカメラセンサーを搭載したスマートフォン「motorola edge 30 ultra」を海外発表。欧州やアルゼンチン、ブラジルで販売開始され、今後数週間でラテンアメリカ、中東、アジアの一部市場にも投入が予定されている。価格は899.99ユーロ(約13万円)。

中国では「Moto X30 Pro」として8月に発表されていたモデルで、なんといっても背面の2億画素(200MP)のカメラが特徴だ。背面カメラは、このメインカメラのほか、5000万画素の超広角、1200万画素の望遠(光学2倍)という3眼構成を採用。フロントカメラは6000万画素となる。

メインカメラのイメージセンサーには、1/1.22インチのサムスン「ISOCELL HP1」を採用。画素数が大きいからといって、優れた画質の写真が撮れるわけではないが、それでも2億という数字にはインパクトがある。2億画素のまま撮影しているとストレージがいくらあっても足りないが、4×4の画素を束ねて1つの画素として扱うピクセルビニングに対応しており、画像サイズを抑えるとともに、1画素あたりの光量アップも期待できる。

Image:Motorola

ディスプレイは6.67インチのpOLEDで、解像度は2,400×1,080ピクセル。リフレッシュレートは144Hz、タッチサンプリングレートは360Hzと、ゲームプレイを意識した仕様だ。パフォーマンスの面でも、SoCに「Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載し、RAM容量は12GBのハイエンド仕様となっている。

このほか最大125Wの急速充電に対応しており、7分の充電で1日使用するのに十分な充電が行えるという。ワイヤレス充電は50W対応で、10Wのリバースワイヤレス充電も行える。

さらにedge 30シリーズとして、edge 30 ultraの下位モデルとなる「motorola edge 30 fusion」、およびミドルクラスの「motorola moto 30 neo」も発表された。

「edge 30 fusion」(Image:Motorola)
「edge 30 neo」(Image:Motorola)

edge 30 fusionは、6.55インチのpOLEDディスプレイに「Snapdragon 888+ 5G」を搭載。背面カメラは5000万画素のメイン、1300万画素の超広角、200万画素の深度センサーの3眼構成で、フロントカメラは3200万画素。欧州、アルゼンチン、ブラジルで販売開始され、価格は599.99ユーロ(約8.7万円)。

またedge 30 neoは、6.28インチのpOLEDに「Snapdragon 695 5G」を搭載する。背面カメラは2眼構成で、6400万画素のメインと1300万画素の超広角を搭載。フロントカメラは、edge 30 fusionと同様に3200万画素だ。近日中に欧州で発売され、価格は369.99ユーロ(約5.4万円)となっている。

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