大きなデザイン刷新はないが堅実なアップデートになりそう
watchOS 27べータから、新型Apple Watchの機能向上のヒント。128GBストレージ搭載にセンサー強化、ワークアウト機能充実など

アップルが日本時間9月10日午前2時に開催するイベント「おはよう世界。」では、Apple Watchの新モデル「Apple Watch Series 12」と「Apple Watch Ultra 4」の発表がほぼ確実視されている。これらは大幅に性能が向上したチップを搭載するなど、内部ハードウェアの強化が予想されている。
そうした期待が高まるなか、MacRumorsフォーラムのユーザーpdfu氏は、watchOS 27とiOS 27ベータ版のコード解析から、新機能やハードウェアに関して4つのの手がかりを発見したと報告した。
- 新しい「Readiness」アプリ
既存の「Vitals」(ヘルスケアに関する主な数値をまとめたもの)とは別の、まったく新しいApple Watch用アプリだ。watchOS 27の標準ホーム画面では、「ワークアウト」アプリの直後に配置されているという。
今回の報告では、それ以上の詳しい説明はない。もっとも、ウェアラブル/トレーニング業界で「Readiness」といえば、「今日、トレーニングを行うための準備が身体としてどの程度整っているか」を示す言葉として使われている。
たとえばGarminの「Training Readiness」機能も、睡眠トラッキング、トレーニング負荷の傾向、HRV(心拍変動)ステータスなどを材料として、「トレーニングの準備がどの程度整っているか」を示すものだ。 - より充実した筋力トレーニング記録
セット数、反復回数、重量、使用する器具、身体の左右、継続時間などを記録・保存するため、ヘルスケア関連の基盤が拡張されていることが見つかった。 - 新しい光学センサー系
Apple Watchは手首に光を照射し、反射光の変化を検出することで心拍数を測定する。watchOS 27のコードからは、「Sunstone4p0」と呼ばれる新たなセンサー群が見つかっている。これは従来の「Sunstone3p75plus」に比べて熱雑音係数が10~20%低いとされ、LED関連の雑音係数も低下しているという。
全体として、新しいセンサー群はより低ノイズな電子回路を備えている可能性があり、電子ノイズが低くなれば、反射脈拍信号が弱い場合の測定値の改善に役立つ可能性があるとのことだ。
pdfu氏はさらに、新しいセンサー群がApple Watchを装着する位置(左右)や、クラウンの向きに応じて最適な光学系を選択するようになると述べている。 - 128GBストレージ
Apple Watch Series 12およびApple Watch Ultra 4用とみられる「T8320」チップに関連付けられたNANDストレージのプロファイルから、従来モデルの64GBから倍増となる128GBのストレージを搭載する可能性があるという。
アップルの未発表製品に詳しいBloombergのMark Gurman記者は以前、Apple Watch Series 12とUltra 4は外観こそ大きく変わらないものの、「健康とフィットネストラッキング」機能が改善されると述べていた。
これまでの噂や今回の報告を総合すると、Apple Watch Series 12/Ultra 4は処理性能を向上させつつ、健康・フィットネストラッキング機能を強化する、堅実なアップデートとなりそうだ。ただし、Readinessアプリや筋トレ記録の拡張がSeries 12/Ultra 4の専用機能となるか、watchOS 27対応の既存モデルにも提供されるかは、現時点では明らかになっていない。
- Source: MacRumors(1) (2)
