確かな進化だが価格も大幅アップか
「iPhone 18 Pro」これまでのリーク総まとめ。性能やカメラ、価格はどうなる?

アップルの次期フラッグシップ機「iPhone 18 Pro」モデルは今年9月に発売されると見込まれており、登場まであと1か月ほどに迫っている。すでに製品仕様も固まり、量産に入っているとみられるなか、リーク情報もほぼ出そろった印象だ。これまでの噂やアナリストの報告、識者による情報発信をもとに、予想される仕様をまとめておこう。
搭載チップ
最新チップ「A20 Pro」は、TSMCの2nmプロセス(N2)により製造されるとみられる。前世代の3nmプロセス(N3E)と比べ、同じ消費電力なら約10〜15%高速化、または同じ性能なら消費電力を約25〜30%削減できるとTSMCは公称している。ただし、これらの数字がそのまま実機の総合性能に反映されるわけではない。
また、このチップには最新のパッケージング技術「WMCM(ウエハーレベルマルチチップモジュール)」が導入される見通しだ。従来のPoP(Package-on-Package)方式とは異なり、WMCMでは内蔵メモリをプロセッサーの上ではなく横に配置することで、放熱性を高める設計となる。プロセスノードとWMCMの進化が合わさることで、端末内でのAI処理能力向上も期待できる。
メモリ容量
iPhone 17 Pro世代に続き、メモリは12GB RAMを搭載するとみられる。ただし、AIデータセンター需要の拡大によりメモリ不足と価格高騰が続いており、後述する本体価格や発売初期の供給状況に大きく影響する可能性が高い。
なお、標準モデル「iPhone 18」の搭載メモリについても12GBになるとの予想があったが、著名アナリストは現行モデルの8GBから1GB増しとなる9GBを搭載すると報告している。
画面
画面サイズはPro/Pro Maxともに、前モデルから変更がない見通しだ。
デザインについては、一時「画面左上のホールパンチ化」との観測もあったが、現在ではダイナミックアイランド(画面上部の楕円状スペース)の縮小に留まるとの説が有力だ。すなわち、一部のパーツが画面下に移されることで、それらを収めるスペースであるダイナミックアイランドも小さくなるというわけだ。
背面カメラ
最新モデルの目玉機能として注目されているのが、「メインカメラへの可変絞り機構の追加」だ。
iPhone 14 Pro〜17 Proまでは固定のF1.78絞りを採用してきたが、iPhone 18 Proモデルではレンズ内に絞り機構を設け、「暗所では絞りを開いて多くの光を取り込み、明るい場所では絞って露出オーバーを抑える」といった調整が可能になると期待されている。
この新機構に必要なアクチュエーターは4月頃から生産が始まり、初夏にはカメラモジュール自体の組み立ても本格化すると報じられていた。
モデム・通信
これまでアップルは、独自開発モデムC1/C1XをiPhone 16eやiPhone Air、M5 iPad Proに採用しながらも、iPhone Proモデルには従来通りクアルコム製チップを搭載してきた。しかしiPhone 18 Proモデルでは、最新の自社製チップ「C2」へ移行する見通しだ。
C1/C1Xチップには、電力効率に優れるほか、キャリア側が利用できる位置データの精度を下げるプライバシー機能や、電波状態が不安定な場所での応答性を高めるといった利点がある。こうしたメリットはC2チップにも引き継がれ、さらに強化されると予想されている。
バッテリー容量および重量
iPhone 18 Pro Maxのバッテリー容量は、eSIMモデル(日本や米国向け)で5400〜5500mAh、物理SIMトレイ搭載モデルで5200〜5400mAh程度になることが、規制当局への提出書類から推測されている。いずれにせよ、前モデルから大幅な増量となる。
その代償として、本体の厚さは9mmに増し、質量も240gに達するとのリーク情報がある。
カラーバリエーション
老舗メディアMacWorldは、iPhone 18 Proのカラーバリエーションが「ライトブルー」「ダークチェリー」「ダークグレー」「シルバー」になると報じていた。
また、前モデルで好評だったコズミックオレンジがダークチェリー(深いワインレッド)に置き換えられる可能性を示す、「カメラフルカバー保護フィルム」の写真もネット上で公開されていた。
価格および発売直後の入手性
かつては、アップルがメモリ高騰によるコスト増を吸収するとのアナリスト予測もあったが、現時点では大幅な値上げは避けがたいとの見方が有力となっている。
iPhone 18 Proの開始価格は1299〜1399ドルになるとの試算も出ている。iPhone 17 Proのアップル公式価格に基づく円ドルレートで換算すれば、日本での価格は最大25万円近くになる可能性がある。
また、アップルは十分な量のメモリ確保に苦戦しているとも報じられている。「初期需要」には対応できるものの、その後はオンライン注文の待ち時間が長引いたり、小売店の在庫が枯渇したりする懸念もある。
