13 Pro用のGPU 5コア版が搭載されるというオチ?

「iPhone 14」標準モデル、現行のA15チップを強化して搭載?

Image:Apple

今年の「iPhone 14」シリーズでは、最新の「A16 Bionic」チップはProモデル独占とされ、標準モデルはiPhone 13と同じA15 Bionicを搭載することが有力視されてきた。しかし8日午前2時~の「Far Out」イベント(実質的にiPhone発表イベント)直前に、標準モデルには「現行のA15プロセッサの強化版」が積まれるとの噂が報じられている。

もともとiPhone 14の標準モデルでA15チップが続投になるという話は、有名アナリストのMing-Chi Kuo氏が主張していたことだ。それをアップルの内情に詳しいBloombergのMark Gurman氏が「昨年のA15または亜種に留まる可能性が高い」と同意したことで、信ぴょう性が高まっていた。

そして現地時間の5日、米The Wall Street Journalのティム・ヒギンズ記者は、標準モデルに「強化された」A15プロセッサーの強化版が積まれると主張している。ただしGPUコア数が増やされる、クロック数が上がるなどの技術的な詳細は明らかにされていない。

つい先日も、iPhone 14用のA15チップはiPhone 13よりも性能が上がるとの予想は伝えられていた。とはいえ、新たなセルラーモデルや内部設計の改善によるものとされ、チップ本体への言及はなかった。

そもそもA15 Bionicには、実はいくつかのバリエーションがある。たとえばiPhone 13とiPhone 13 miniに搭載されたものはGPUコアが4つに対して、Proモデル向けは5つ積まれていた。これにより先代のA14 Bionicに対して、標準モデルはGPU性能が15%向上したのに過ぎなかったが、Proモデルは実に55%もの改善が確認されていたのだ

またiPad mini(第6世代)に搭載されたA15チップはクロック数が2.99GHzであり、iPhone 13用の3.23Ghzよりも下げられていた。つまりA15と一口に言っても、3つのバージョンが存在していることになる。

以上から推測されるのは、ここでいう「強化型」とは、単にiPhone 13のProモデルが搭載していた、GPUコアが5つのバージョンかもしれない、ということだ。さらにデザインも変わらず、画面上部のノッチが残ると見られていることから、実質的にはカメラを除けば、「iPhone 13 Proモデルのラベルを付け替えただけ」に近いこともありうるだろう。

こうした標準モデルとProモデルを搭載チップで差別化する方針は、2023年の「iPhone 15」シリーズ以降でも続けられ、既定路線になると予想されている。今後は「1年待てば、去年のProモデル相当品が標準モデルとして安く買える」ことになりそうだ。

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