スポーツ向けではデザインも妥協あり?
「Apple Watch Pro」のケースやCAD画像がリーク。物理ボタン追加か
次期「Apple Watch Series 8」や頑丈かつ大型の「Apple Watch Pro」が、まもなく「iPhone 14」シリーズとともに8日午前2時~の「Far Out」イベントで発表される見通しだ。そんなタイミングのなか、Apple Watch Pro用の「サードパーティ製ケース」の写真と、本体の「CAD画像」と称されるものが相次いで公開されている。
まず1つ目は、中国WeiboではUncle Pan氏が、TwitterではSonny Dickson氏(2人とも有名リーカー)が公開したサードパーティ製の保護ケースとされる画像だ。この種のケースは、アップルが正式発表する前にサードパーティ各社が独自に集めた情報を元にしており、売上に直結するだけに一般的には信頼性も低くない。
もう1つはインドのテックメディア91mobilesがリークした「CADレンダリング画像」である。Apple Watch Proは「これまでで最大の画面を搭載する」ことは確実視されており、47mmとの説もあった。だが、91mobilesは49mmサイズだと主張し、「かなりズッシリとした、万人向けではないものになる」と述べている。
ともあれこの画像は、アップルの内部情報に詳しいBloombergのMark Gurman氏が「まさに、この通りだ」とコメントしていることから、信ぴょう性が高まっている。
これら全ての画像に共通しているのは、側面が既存モデルと同じく丸みを帯びていること。一説には直線的でフラットになるとも言われていたが、基本的なデザインの変更はないようだ。
そして片側にデジタルクラウン(竜頭)、サイドボタン、マイク穴があることも、現行のApple Watch Series 7と変わりない。ただしデジタルクラウンとサイドボタンの周囲は盛り上がっているようだ。その一方で、反対側にはスピーカー穴と並んで、謎の縦長ボタンが追加されている。このボタンの用途は不明とされ、それ以上の詳細な情報はない。
米9to5Macは、物理ボタンの追加は理にかなっているとコメントしている。汗ばみやすいランナーやサイクリストが情報を見ようとしたり、モードを変更する場合にタッチスクリーンでは操作しにくい。また登山中に厚着している場合も物理ボタンの方が便利というわけだ。
上記のボタン周りの盛り上がりといい、全体的にゴツゴツした印象を受けるため(CAD画像は実物とは違う見え方となりやすいが)ユーザーからは複雑な反応があるかもしれない、との指摘もある。「ジョニー・アイヴならこうはしなかった」といったところだ。人目のない高山などでファッション性が求められるかどうかは不明だが、アップルが本物を公開する瞬間を楽しみにしたい。