コスト高とバッテリー空間圧迫のため

次期Apple Watch、Touch ID搭載見送りか。「電池と健康機能」優先との噂

多根清史

Image:Art_Volkusha/Shutterstock.com

アップルは次期Apple Watchにおいて、指紋認証「Touch ID」の実装よりも、大容量バッテリーや健康関連機能の充実を優先するとの噂が報じられている。

中国Weiboを拠点とするリーカー、刹那数码(Instant Digital)氏は新たな投稿で、アップルのウェアラブル製品ラインに生体認証が導入されるとの予想に否定的な見解を示した。同社は現状、Apple Watchのロック解除について「ペアリングしたiPhone」経由で十分だと考えているという。

現在アップルが注力しているのは、バッテリー容量の拡大と、より高度な健康センサーの搭載だとされる。Touch IDを導入すると、現時点ではコスト効率が悪いうえ、バッテリー用スペースも圧迫するため、優先順位は低いとの趣旨が述べられている。

昨年8月、Macworldは内部開発者向けコード内に、2026年以降のApple Watchに関する新情報が含まれていたと報告していた。その中には、Touch ID導入を試みている痕跡も存在しており、Apple Watch Series 12またはApple Watch Ultra 4に指紋認証が追加される可能性が示唆されていたかたちだ。

この発見を受け、アップルがTouch IDセンサーをディスプレイ下に配置する、あるいはiPad miniやiPad Airと同じくサイドボタンへ統合する可能性があるとの見方も浮上していた。

また昨年末、Instant Digital氏は、2026年モデルのApple Watchに大規模なデザイン変更はなく、デザイン刷新が行われるとしても早くて2028年以降になるだろうと述べていた。

その際には、アップルが非侵襲型の血糖値モニタリング技術を導入する可能性も否定できない。ただし、現在この技術はまだ初期開発段階にあり、Apple Watchへ搭載できるレベルまで小型化するには、なお数年を要するとの見方が有力である。

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