アルテミス2号打ち上げの裏で申請
SpaceX、史上最大規模の新規株式公開(IPO)を申請

SpaceXは4月1日、米証券取引委員会(SEC)に対し新規株式公開(IPO)に関する書類を非公開で提出した。報じられるところでは、同社は1兆7500億ドルの評価額を目指し、6月頃の上場を目指す可能性があるとのことだ。
非公開の手続きにより、企業は財務諸表を一般公開したり投資家に開示したりする前に、SECに提出することができる。そのため、同社が株式の一部売却を通じてどれだけの資金を調達する予定なのかは、記事執筆時点では明らかにされていない。ただし、同社のオーナーであるイーロン・マスク氏は議決権株式の過半数を保有すると見込まれている。
マスク氏は純資産が8400億ドル近くあるとされ、すでに世界一の大富豪だ。そしてマスク氏の資産は、IPOによってさらに膨れ上がることになるだろう。SpaceXの上場が完了すれば、マスク氏は2つの1兆ドル企業を率いる史上初の人物となるはずだ。
CNBCによれば、SpaceXの企業価値は8590億~1兆2600億ドル、xAIの企業価値は2190億~2940億ドルと評価されている。さらにSpaceXはIPOによって最大750億ドルの資金調達を目指していると報じられており、これはこれまでの米国における最大規模のIPOの3倍以上の規模となる。またForbesによると、マスク氏が自身の流動資産の大部分を頼りにしているテスラの時価総額は約1兆4000億ドルとなっている。

SpaceXは、テスラのCEO兼筆頭株主であるイーロン・マスクによって2002年に設立された。同社は現在、衛星打ち上げにおける主要企業に成長しており、宇宙飛行士が国際宇宙ステーションへ往復する唯一の手段を提供している。さらに、衛星インターネットサービスStarlinkの運営を行っているほか、マスク氏が買収しTwitterから名称変更したSNSの「X」を子会社に持つAI企業のxAIを最近合併した。
Bloomberg、Wall Street Journal、Reuters は、今回の件に詳しい匿名の情報筋からの話として、このIPO申請について報じている。それらの報道によると、今回の提出書類によって6月か7月には株式売却が行われる見込みだ。
- Source: Reuters Wall Street Journal Bloomberg
