そして誰もいなくなった
xAI、11人の共同創業者からイーロン・マスク氏を除く全員が離脱

xAI関係者によると、2023年に同社を設立した11人の共同創業者のうち、現在も在籍しているのはイーロン・マスク氏ひとりになった模様だ。
TechCrunchは3月中旬時点で、同社に残る共同創業者が3人だと伝えていたが、あれからわずか2週間で、マヌエル・クロイス氏とロス・ノルディーン氏が同社を去ったと報じられている。クロイス氏は先週半ばごろに退職の意向だと伝えられ、またノルディーン氏は先週末に、同社を去ったことが報道された。
クロイス氏とノルディーン氏は共にマスク氏の直属としてxAIに貢献してきた。特に元テスラ従業員のノルディーン氏は、マスク氏がTwitterを買収したときには大規模な人員削減の調整に携わり、xAI設立以降はマスク氏の右腕として、このAI企業に深く関わっていたとされている。クロイス氏は同社のプリトレーニング(事前学習)チームを率いていた。
マスク氏は最近、xAIは正しく構築されなかったため、再編成中だと述べていた。ただ、1月以降だけでも8人の共同創業者が抜けていくという一連の動きは、資金面やインフラ面ではなく組織面でxAIに問題がある可能性も示唆している。
一部では、マスク氏はxAIの経営を掌握するために、欠員補充としてテスラやSpaceXから従業員数十人を呼び寄せていると言われている。さらには、有能でありながら過去に不採用にした人材にも改めてコンタクトを取っており、数週間の間にAIコーディング企業Cursorの上級幹部だったアンドリュー・ミリッチ氏とジェイソン・ギンズバーグ氏を含む、10人近くを採用している。
ただ、xAIを去っているのは共同創業者だけではない。マスク氏は今年初めから、動画・画像生成ツール「Grok Imagine」と、AIエージェントプロジェクト「Macrohard」の開発チームを一部縮小しており、数か月の間に数十人の従業員が解雇されているとのことだ。
SpaceXは2月2日に、xAIを全株式交換で買収した。この取引によりSpaceXの企業価値は1兆ドル、xAIの企業価値は2500億ドルと評価され、合計1兆2500億ドルの企業が誕生した。これは、企業価値としては史上最大の合併となった。この取引により宇宙ロケット事業、AI事業、SNS事業をひとつ屋根の下に収めたSpaceXは現在、2026年半ばに1兆7500億ドルの評価額を目指す新規株式公開(IPO)の準備を進めている。
- Source: Business Insider
- via: TechCrunch
