アップル、超ハイエンド「Ultra」拡充へ。2026年内に折りたたみiPhoneなど3製品計画か

アップルは開始価格が10万円以下のMacBook Neoを発表したばかりだが、それに続き、3つのハイエンド製品「Ultra」を投入する計画だと米Bloombergが報じている。
同誌のMark Gurman記者はニュースレター「Power On」最新号にて、アップル製品ラインの低価格帯はすでにApple Watch SE、iPad(第11世代)、MacBook Neoによって十分にカバーされている一方で、より高価格帯の「Ultra」デバイスへ向けた「より大きな転換」が進行中だと説明している。その構想のもと、2026年内に少なくとも次の3つのデバイスを投入する計画だとされる。
iPhone Ultra
初の折りたたみ機で、価格は約2000ドル。大型の内側ディスプレイと、画面下埋め込み型の各種センサーを搭載し、既存のiPhoneラインナップに「影を落とす」(上位に位置づけられる)とされる。
AirPods Ultra
現行AirPods Pro(第3世代)よりも上の価格帯に位置する最上位モデル。コンピュータビジョン対応カメラを内蔵し、その映像情報をSiri向けのビジュアルインテリジェンスに供給するという。つまりユーザーは音声を通じて、カメラが把握した周囲の場所や物体、テキストについてAIとやり取りできるということだ。
MacBook Ultra
タッチ対応の有機ELディスプレイを搭載し、そのぶん価格は現行MacBook Pro(M5 Pro/M5 Max)よりも最大30%ほど高くなる見込みとされる。既存のMacBook Proモデルは置き換えられず、引き続き併売される可能性が高いようだ。
Gurman氏は、これらすべてに「Ultra」というブランド名が使われるとは限らないとも述べている。アップル製品としては、MシリーズのUltraチップ、Apple Watch Ultra、CarPlay Ultraがあるものの、最新の外付けディスプレイStudio Display XDRにはUltraの名称を採用していないことも指摘されている。
さらに将来的には、アップルがほかの製品ラインでもこの「超ハイエンド層」を拡大すると予想されている。具体的には、折りたたみ有機ELディスプレイを備えた高級iPadや、より大型ディスプレイを搭載した高性能iMacなどが挙げられている。
最近のAIブームによるメモリやストレージの高騰のもと、低価格のノートPCやスマートフォンはコストを吸収する余地が少なく、市場は縮小あるいは消滅の危機にあると指摘されている。
一方、もともと利益率の高いアップルは、新製品でも価格を据え置いてシェア拡大を図っているとみられる。ハイエンド製品ほどコスト上昇やインフレに耐性が高いとすれば、アップルがその価格帯を拡充していく戦略は理にかなっていると言えそうだ。
