あくまで米国市場向けのみ
アップル、一部Mac miniを米国生産へ。トランプ政権下で雇用創出アピールか

アップルは2026年中に、Mac miniの一部生産を米国テキサス州ヒューストンのFoxconn工場で開始すると発表した。同社のサビ・カーンCOO(最高執行責任者)が、The Wall Street Journal(WSJ)のビデオインタビューで明かしたものである。
カーン氏はヒューストンの施設ツアー中、「今年後半、まさにこの場所でMac miniの製造を開始することを皆様にお伝えできることに、私たちは非常に興奮している」と語った。既存のAIサーバー生産に加え、22万平方メートルの新スペースがMac miniの生産に充てられる見通しだ。
さらにカーン氏は、「毎週数千台」を製造する計画だと述べている。「時間をかけ、この地域の顧客に提供するため、ここでMac miniの生産規模を拡大したい」としており、主に米国市場向けであることを示唆している。
Mac miniは現在、ベトナムと中国で製造されている。アップルは過去にも、2013年と2019年にMac ProをFlex社のオースティン工場で少量生産し、米国内の雇用創出をアピールしていた。しかし販売不振と人手不足により生産は中国へ移管され、Flexではレイオフも発生していた。
今回のWSJ映像には、アリゾナ州にあるGlobalWafersのシリコンウェハー工場や、TSMCアリゾナ工場の内部など、これまで公開されたことのない映像も含まれている。いずれも厳重なセキュリティで知られる施設で、アップルが半導体レベルから米国内製化を進めていることをアピールする狙いがあるようだ。
これらの発表や映像は、トランプ大統領の2026年一般教書演説(日本時間2月25日午前11時〜)のタイミングに合わせたものとみられる。昨年8月、アップルはトランプ政権の関税政策への対応として、米国内で4年間に総額6000億ドルを投資し、国内生産を強化する方針を表明していた。
- Source: The Wall Street Journal(YouTube)
- via: 9to5Mac
